阿漕駅
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ファイル:AkogiStation02.jpg
ホーム(2007年1月)
ファイル:阿漕駅看板.JPG
駅名標(2010年1月)
阿漕駅(あこぎえき)は、三重県津市大倉にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線の駅である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合わせて2面3線を有し、単式ホームに接して駅舎のある地上駅。二つのホームは跨線橋で結ばれている。2・3番線はワンマン列車の乗降口が上屋の外になるため荒天時の乗降は厳しい。一線スルー配線となっているため、行き違いがない場合、通過列車は上下とも2番線を通過するが、停車列車については原則として下り列車は1番線、上り列車は2番線を使用する。
津駅管理の無人駅。大きな木造駅舎が残るが、荒れた状態となっている。女性用トイレは未だにくみ取り式である。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color紀勢本線 | 下り | 松阪・伊勢市方面[1] |
2・3 | テンプレート:Color紀勢本線 | 上り | 亀山・名古屋方面[1] |
利用状況
「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1998年 | 460 |
1999年 | 439 |
2000年 | 418 |
2001年 | 434 |
2002年 | 428 |
2003年 | 398 |
2004年 | 356 |
2005年 | 325 |
2006年 | 316 |
2007年 | 325 |
2008年 | 327 |
2009年 | 311 |
2010年 | 302 |
2011年 | 306 |
2012年 | 299 |
駅周辺
駅前にはロータリーがある。
- 岩田池
- 津橋南郵便局
- 古道公園
- 熱田小児科クリニック
- 津市立橋南中学校
- 宮脇書店
- 丸山稲荷神社
- 三重県立津工業高等学校
- 三重県立みえ夢学園高等学校
- セントヨゼフ女子学園高等学校
バス路線
三重交通の阿漕駅口バス停が駅前ロータリーより100メートルほど離れた右手の道路上に置かれ、以下の路線バスが発着する。
- 15-0系統 津駅(三重会館経由)
- 15-1系統 榊原温泉口駅(青谷・久居駅・下村経由)
- 15-1系統 榊原車庫前(青谷・久居駅・下村経由)
- 16-0系統 津駅(三重会館経由)
- 16-1系統 榊原車庫前(青谷・久居駅・いなば経由)
道路
歴史
かつては付近に紡績工場があり、比較的大きな貨物駅であったため、津駅よりもにぎわっていたという。また国鉄駅からやや離れた所には、1909年から1942年にかけて中勢鉄道の阿漕駅が存在した。駅の南東のヤード跡は現在シーテックの三重支社が建っている。
- 1893年(明治26年)12月31日 - 参宮鉄道が津 - 相可(現・多気) - 宮川間で開業した際に設置。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。参宮線の所属となる。
- 1959年(昭和34年)7月15日 - 線路名称改定。当駅を含む参宮線亀山 - 多気間が紀勢本線に編入される。
- 1983年(昭和58年)12月21日 - 無人化[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道が承継。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 紀勢本線
- テンプレート:Color快速「みえ」
- 通過
- テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color快速「みえ」
脚注
関連項目
テンプレート:Navbox- ↑ 以下の位置に戻る: 1.0 1.1 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。
- 元の位置に戻る ↑ 「天王寺鉄管局、紀勢線と参宮線の駅業務を大幅削減へ」日本経済新聞1983年6月29日付、地方経済面中部7ページ