秩父鉄道三ヶ尻線
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|} 三ヶ尻線(みかじりせん)は、埼玉県深谷市の武川駅と同県熊谷市の熊谷貨物ターミナル駅を結ぶ秩父鉄道の鉄道路線(貨物線)である。
路線データ
運行形態
貨物線であるため、旅客列車の運行はなく貨物列車のみが運転される。列車は影森 - 秩父 - 武州原谷 - 武川 - 三ヶ尻間と、熊谷貨物ターミナル - 武川間に設定されている。セメント原料となる石灰石は影森もしくは武州原谷から、燃料の石炭は熊谷貨物ターミナルからそれぞれ三ヶ尻の工場へ輸送される。
東武鉄道で使用する新車もこの線から搬入され、秩父本線を経由して、羽生(本線)、寄居(東上線)へ運ばれる。
歴史
上越新幹線建設のため、それまで熊谷駅において行っていた貨物取扱が廃止され、新設される熊谷貨物ターミナル駅に移管されることになったため建設された。
熊谷貨物ターミナル駅付近を除くほぼ全線は、1962年7月6日に竣工した秩父セメント(現・太平洋セメント)熊谷工場への専用線(武川 - 熊谷工場 - 籠原、熊谷工場 - 籠原間は非電化)を転用し、1979年10月1日に開業した。
駅一覧
武川駅 - 三ヶ尻駅(貨物駅) - 熊谷貨物ターミナル駅(貨物駅)