甲陽園駅
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甲陽園駅(こうようえんえき)は、兵庫県西宮市甲陽園若江町にある、阪急電鉄甲陽線の駅。同線の終着駅である。
駅構造
頭端式ホーム1面1線を有する地上駅。実際は2面1線だが、西側のホームは有効長が足りておらず、使用されていない。駅舎は開業以来のものが使用されている。
かつては2面2線であった(西側ホームを含めれば3面2線)が、駅構内脱線事故(後述)以降1号線は使用停止とされ、2号線のみが使用されていた。2年後の2010年(平成22年)6月頃には分岐器を撤去の上、1号線ホームの改修工事を実施。同年8月7日からは配線変更の上2号線を廃止し1号線のみを使用するようになった。その後2号線のあった部分は埋められてホームとなり(2号線があった時代の2号線左側のホームは柵がされて立ち入れなくなった)、駅は1面1線となった。駅舎寄りの上屋の柱は八幡製鐵所製の鋼材が使用されていたが、改修工事で全て撤去された。
のりば
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | テンプレート:Color甲陽線 | 夙川・大阪・神戸(三宮)・宝塚方面 |
利用状況
2011年の年間乗車人員は2,237,000人である[1]。したがって、1日平均乗車人員は6,129人となる。
近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年次 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2001年(平成13年) | 7,463 |
2002年(平成14年) | 7,373 |
2003年(平成15年) | 6,800 |
2004年(平成16年) | 6,634 |
2005年(平成17年) | 6,290 |
2006年(平成18年) | 5,940 |
2007年(平成19年) | 6,679 |
2008年(平成20年) | 6,847 |
2009年(平成21年) | 7,159 |
2010年(平成22年) | 6,271 |
2011年(平成23年) | 6,129 |
駅周辺
周囲は甲陽園として西宮七園の一つに数えられ、阪神間における高級住宅街の一つとして有名である。
- 西宮市立甲陽園小学校
- 甲陽学院高等学校
- 夙川学院中学校・高等学校
- 夙川学院短期大学
- 兵庫県立西宮北高等学校
- 甲山
- 神呪寺
- 鷲林寺
- 兵庫県立甲山森林公園
- 北山緑化植物園
- アンネのバラの教会
- シトー会 西宮の聖母修道院
- 西宮甲陽園郵便局
- 西宮新甲陽郵便局
- ケーキハウス ツマガリ 本店
バス路線
歴史
戦前には駅周辺に本庄京三郎が開発したカルバス温泉と呼ばれる歓楽地があり、甲陽線自体もこの行楽地への足として阪神と争って建設されたものだった。駅前には東亜キネマの撮影所もあったが、昭和に入るとこれらの行楽施設は衰退した。戦後、駅周辺は住宅地に姿を変え、昔日の面影はない。
- 1924年(大正13年)10月1日 - 阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)甲陽線の夙川駅 - 当駅間開業により設置。
- 1965年(昭和40年) - 学生用のフリーパスゲートを設置。
- 1995年(平成7年)
- 2008年(平成20年)9月20日 - 駅近くで、夙川発甲陽園行き普通電車(6000系3両編成)の最後尾の車両(6110号)が脱線。乗客乗員ら約20人に負傷者はなし。これ以降1号線を使用停止。
- 2010年(平成22年)8月7日 - 1号線を使用再開、2号線を廃止。
- 2013年(平成25年)12月21日 - 駅番号導入。
- Koyoen Station and Koyo Theater.jpg
開業初期の遠景。駅舎の左の大きな建物は甲陽劇場。
- Koyoen Station Old times.jpg
開業初期の駅舎。
- Hankyu koyosen derailed.jpg
2008年9月20日に駅構内で発生した脱線事故。
脚注
参考文献
- 阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部編 『阪急ワールド全集4 「阪急ステーション」』、2001年、84頁。
隣の駅
- 阪急電鉄
- テンプレート:Color甲陽線
- 苦楽園口駅 (HK-29) - 甲陽園駅 (HK-30)