瑳峨三智子
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瑳峨 三智子(さが みちこ、1935年3月1日 - 1992年8月19日)は、女優。俳優・月田一郎と女優・山田五十鈴との間の一人娘。京都府京都市出身。相模女子大学文学部中退[1]。
来歴・人物
1952年9月、東映に入社し、嵯峨美智子(後に瑳峨三智子に改名)の芸名で女優デビュー。デビュー後、既に離婚していた母・五十鈴と十数年ぶりに対面したが、しばらくの間、母を「山田さん」と呼んで周囲を驚かせたといわれる。1956年に松竹移籍。母・五十鈴譲りの妖艶な色気と演技力で人気を得た。1962年、俳優の岡田眞澄と婚約したが、結婚に至らず2年後に解消。その後、金銭トラブルや薬物中毒などたびたびトラブルを起こし、芸能界復帰と失踪を何度も繰り返した。俳優の森美樹とのラブロマンスもあったが、ガス中毒による彼の急死により悲劇となった。
1992年8月19日、滞在先のタイのバンコクでクモ膜下出血のため死去。テンプレート:没年齢。
瀬戸内晴美の小説『女優』は、瑳峨をモデルにした作品である。
出演作品
映画
- 旗本退屈男 八百八町罷り通る (1953年、東映)
- 戦艦大和 (1953年、新東宝)
- 潮来出島 美男剣法 (1954年、大映)
- 次男坊鴉 (1955年、大映)
- 青春怪談(1955年、日活)
- 又四郎喧嘩旅(1956、大映)
- おしどりの間 (1956年、東宝)
- まらそん侍 (1956年、大映)
- こつまなんきん (1960年、松竹)
- 甘い夜の果て (1961年、松竹)
- 大当り三代記(1961年、松竹)
- 恋や恋なすな恋 (1962年、東映)
- 裸体 (1962年、松竹)
- 悪名市場(1963年、大映)
- 丹下左膳 (1963年、松竹)
- ばりかん親分(1963年、松竹)
- 続・網走番外地 (1965年、東映)
- 浪曲子守唄 (1966年、東映) - 志保
- 新・兵隊やくざ (1966年、大映)
- 十六歳の戦争 (1973年、サンオフィス)
- 歌麿 夢と知りせば (1977年、日本ヘラルド映画)
- 橋 (1988年、松竹)
テレビドラマ
- 赤穂浪士(1964年、NHK)
- 源義経(1966年、NHK)
- 三姉妹(1967年、NHK)
- 銭形平次 第40話「節分の女」(1967年、CX) - お芳
- 眠狂四郎 第12話「夢幻花火」(1967年、CX)
- ふりむくな鶴吉 第37話「隣人」(1975年、NHK)
- 必殺必中仕事屋稼業 第16話「仕上げて勝負」(1975年、ABC) - おらん
- 影同心 第19話「色の地獄は殺し節」(1975年、MBS) - お半
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第49話「兇悪の射殺命令」(1975年、NET) - 坊城美和
出典
テンプレート:Reflistテンプレート:Asbox- ↑ 『アイドル40年〈PART1〉昭和20~30年代編』、近代映画社、1986年4月10日、P156