清水沢駅
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清水沢駅(しみずさわえき)は北海道夕張市清水沢3丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線(夕張支線)の駅である。駅番号はY23。電報略号はシミ。
概要
かつては石炭を運ぶ貨物列車が多く往来し、三菱大夕張炭鉱、南大夕張炭鉱の両鉱から石炭を運び出す三菱石炭鉱業大夕張鉄道線との結節点として栄えたが、両鉱の閉山により石炭輸送は廃止され、現在は旅客列車のみが発着する。
新夕張 - 清水沢間は北海道最後のタブレット閉塞方式の鉄道路線で、日本国内でも数少なくなった腕木式信号機が使われていた。2004年3月7日限りで交換設備は廃止され、北海道からタブレット閉塞と腕木式信号機は同時に姿を消した。
歴史
- 1897年(明治30年)2月16日:北海道炭礦鉄道紅葉山駅 - 夕張駅間に新駅として開業(当初は貨物扱いのみで1901年末に旅客扱いを開始したとする説もあり)。
- 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定により、夕張線に属する。
- 1911年(明治44年)6月1日:大夕張炭礦専用鉄道(後の三菱石炭鉱業大夕張鉄道線)が開業。
- 1947年(昭和22年)1月16日:三菱鉱業大夕張鉄道線乗入れにより共同使用駅となる。
- 1981年(昭和56年)10月1日:夕張線が石勝線に改称。石勝線支線に属する。
- 1987年(昭和62年)
- 2004年(平成16年)3月7日:タブレット閉塞扱い及びスタフ閉塞扱い廃止[1]。閉塞方式を新夕張 - 夕張間を1閉塞とする特殊自動閉塞(軌道回路検知式)に変更。これにより運転要員が不要となり、終日社員配置から平日の日中のみ配置に。
駅構造
単式ホーム1面1線のみを持つ地上駅。交換を行っていた時代は島式ホーム1面2線であった。現在は旧2番のりば(旧下り線)を使用している。ホームと駅舎との間に跨線橋があったが現存しない。駅舎のあたりと線路の向こう側との間に、歩道橋がある。
新夕張駅管理の社員配置駅である。営業時間は7時10分 - 14時00分(日曜・祝日休み)。みどりの窓口はない。
三菱石炭鉱業大夕張鉄道線のほか、北炭清水沢炭鉱専用側線も接続して多数の側線を有していた。
- Shimizusawa station02.JPG
待合室・窓口の様子
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ホーム側の様子
- Shimizusawa station04.JPG
ホームから駅舎方向を見る
- 清水沢駅ホーム.jpg
2004年3月の交換設備廃止により、レールが一部剥がされている(2004年7月)
- 清水沢駅通路.jpg
跨線橋が廃止され、地上通路が作られた(2005年5月)
利用状況
- 2007年度の1日平均乗車人員は20人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 48 |
2001 | 45 |
2002 | 32 |
2003 | 35 |
2004 | 24 |
2005 | 22 |
2006 | 21 |
2007 | 20 |
駅周辺
1940年代までは農業地帯であったが、その後炭鉱開発により発展した。かつては東部の大夕張地区との接点でもあり賑わったが、現在はその面影も少ない。
隣の駅
参考文献
- 奥山道紀・赤城英昭 『三菱鉱業大夕張鉄道』 ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 47〉、2003年、ISBN 4777050025