月刊サンデージェネックス
テンプレート:特殊文字 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『月刊サンデージェネックス』(げっかんサンデージェネックス、月刊サンデーGENE-X、月刊サンデーGX)は小学館が発行している月刊の漫画雑誌。2000年創刊。毎月19日発行。
目次
概要
2000年7月19日に同年8月号として創刊。『ウルトラジャンプ』(集英社)や『月刊マガジンZ』(講談社)、『チャンピオンRED』(秋田書店)等と同様のメディアミックス系月刊漫画雑誌に分類される。
アニメ派生のメディアミックス企画である『ラーゼフォン』(2002年放映)や『落語天女おゆい』(2006年放映)などの外伝作品が連載されたほか、2006年には『REC』『ブラック・ラグーン』『貧乏姉妹物語』などの連載作品が相次いでテレビアニメ化された。また、2011年には『神様ドォルズ』、2012年には『ヨルムンガンド』がテレビアニメ化された。
特徴
小学館が発行している他の『サンデー』系列の雑誌と比べて、他誌・他社でデビューし連載経験を持たない作家の起用が多いのが特徴である。
9割方漫画作品で占められており、アイドルグラビアや映画・テレビ・アニメなどの趣味一般の記事は非常に少ない(連載作品やその作者に関するページは除く)[注釈 1]。他社のメディアミックス系月刊誌に多く見られる、予告なしの休載(原稿落とし)や未完成原稿の掲載は、本誌に関してはほとんど見られない。読み物雑誌として漫画誌としてオーソドックスさと堅実さを守って制作されている雑誌と言える。
「銃撃ち漫画」と称するガンアクションがメインの作品が、掲載作品15本中3本(『ブラック・ラグーン』『ワイルダネス』『ヨルムンガンド』)という比較的高比率で連載されていた時期がある(2006年 - 2010年)。これらはいずれも、同じ編集者(夏目晃暢)[注釈 2]が担当している。
誌名の由来
創刊号である2000年8月号の目次ページに掲載された「創刊の挨拶」において、初代編集長の久保田滋夫は「誌名のジェネックスは、GENERATION-X(X世代)とGENE-X(遺伝子X)からとった造語で、『サンデーの遺伝子をもった新しい世代のためのコミック誌』という意味を込めています。」と解説している。
連載作品
※順番は連載開始の早い順とする。
- ジャジャ(えのあきら) 2000年10月号 - [1]
- ブラック・ラグーン(広江礼威) 2002年5月号 - [2]
- 書生葛木信二郎の日常(倉田三ノ路) 2010年11月号 - [3]
- マンけん。(加瀬大輝) 2011年5月号 - [4]
- デストロ246(高橋慶太郎) 2012年5月号 - [5]
- 東京カラス(原案&キャラクターデザイン:コザキユースケ、オリジナルストーリー&作画:宮下裕樹) 2012年6月号 - [6]
- やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic(原作:渡航、作画:伊緒直道、キャラクター原案:ぽんかん⑧) 2013年1月号 -
- GJ部(原作:新木伸、作画:あるや) 2013年1月号 -
- ABLE(伊藤明弘) 2013年2月号 - [7]
- 西向きマイルーム(若狭たけし) 2013年4月号 - [8]
- ゾンビチャン(真島悦也) 2013年4月号 -
- IS 〈インフィニット・ストラトス〉(原作:弓弦イズル、作画:結城焔) 2013年6月号 -
- どうぶつずかん(花見沢Q太郎) 2013年7月号 - [9]
- 時忘の捨姫-時緒縁起譚-(原作:坂口いく、作画:荒巻美由希) 2013年8月号 -
- 五番街の白やぎさん(結月さくら) 2013年9月号 -
- 碧き青のアトポス(やまむらはじめ) 2013年10月号 - [10]
- ひみつの乙女ちゃん(蒼井ひな太) 2014年1月号 - [11]
- 人生〜マンガの章〜(原作:川岸殴魚、作画:松山せいじ、キャラクター原案:ななせめるち) 2014年3月号 - [12]
- バターナッツ!(犬上すくね) 2014年3月号 - [13]
- じごくあね(吉田丸悠) 2014年4月号 -
休載している作品
- ワイルダネス(伊藤明弘) 2000年9月号 - [14]、2009年7月号を最後に休載中。
- プロファイラーめんこ(オノダ・マオ) 2008年8月号 - 最終掲載号不明 ※シリーズ読切
- カフェドリップ(北河トウタ)[15] 2011年9月号 - 、最終掲載号不明。
過去に連載された作品
- あいカギ(犬上すくね) 2009年11月号 - 2011年9月号[16]
- advent(原尾有美子) 2003年6月号 - 2004年8月号
- アスカ@未来系(島本和彦) 2009年2月号 - 2010年8月号[17]
- アノヨカラハナヨ@(玖保キリコ) 2003年1月号 - 2004年8月号
- アバター えくぼ(後藤羽矢子) 2005年4月号 - 2007年2月号
- Uncanny Brains(原作:一色将宏、作画:蜷川ヤエコ) 2013年5月号 - 2014年6月号
- e' イーダッシュ(森見明日) 2001年8月号 - 2002年5月号
- イーヴィル・イーター(永福一成+KOJINO) 2011年12月号 - 不明[18]
- Wake up!(松浦聡彦) 2000年11月号 - 2003年1月号
- WESTWOOD VIBRATO(尹仁完+金宣希) 2010年5月号 - 2012年[19]
- エンジェル高校(犬上すくね) 2007年9月号 - 2009年7月号[16]
- ガールズザウルスDX(楠桂) 2003年1月号 - 2008年11月号[20]
- 神様ドォルズ(やまむらはじめ) 2007年1月号 - 2013年3月号[21]
- 仮面ボウラー(若狭たけし) 2009年9月号 - 2011年9月号[22]
- 気やすめ言葉館(藤野美奈子) 2001年4月号 - 2002年12月号
- 境界戦線 〜マージナル・バトルライン〜(やまむらはじめ) 2003年7月号 - 2003年11月号[21]
- くり+かの(喜国雅彦+国樹由香) 2004年6月号 - 2005年3月号[23]
- ぐりまる(富沢義彦+海童博行) 2008年4月号 - 2009年10月号[24]
- コイネコ(真島悦也) 2004年10月号 - 2013年1月号[25]
- CODE-EX(榊一郎+原尾有美子) 2007年7月号 - 2008年7月号
- この花はわたしです。(喜国雅彦+国樹由香) 2000年8月号 - 2004年2月号
- こばと(仮)(CLAMP) 2005年1月号 - 2005年9月号 ※シリーズ連載
- サイコトレーダー ちなみ(木村明広) 2000年8月号 - 2001年7月号
- ザ・スリーパー(細野不二彦) 2000年8月号 - 2002年8月号
- 渋谷ガーディアンガールズ(こいずみまり) 2004年3月号 - 2006年5月
- ジャパニーズ あほっ子キッズ(阿部潤) 2000年8月号 - 2002年7月
- 獣星記 ギルステイン(酒井直行+田巻久雄) 2000年8月号 - 2002年10月号
- ジュリアン(成沢円) 2001年5月号 - 2002年3月号
- 新暗行御史(尹仁完+梁慶一) 2001年4月号 - 2007年9月号[26]
- 素晴らしい世界(浅野いにお) 2002年6月号 - 2004年4月号[27] ※シリーズ読切
- スピリチュアルぱらだいす(小野寺浩二) 2007年5月 - 2009年7月[28]
- スラッシュダウン(光永康則) 2002年9月号 - 2002年11月号
- 聖モエスの方舟(榎本ナリコ) 2009年10月号 - 2012年5月号[29]
- 星の少女たち 聖モエスの方舟・帰還篇(改題) 2012年6月号 - 2013年1月号[29]
- 世界制服(榎本ナリコ) 2008年2月号 - 2009年2月号[29]
- 正義警官モンジュ(宮下裕樹) 2004年12月号 - 2011年8月号[30]
- センツォン・ヒッチャーズ&アンダーテイカー(manglobe+原尾有美子) 2006年3月号 - 2006年12月号
- ダンデライオン(落合尚之) 2000年9月号 - 2001年4月号
- 誰かがカッコゥと啼く(イダタツヒコ) 2006年11月号 - 2008年6月号[31]
- 釣りチチ・渚(佐藤まさき) 2009年4月号 - 2012年3月号[32]
- デス・プリ(吉田蛇作) 2004年11月号 - 2006年11月号
- 鉄人(矢作俊彦+落合尚之) 2001年10月号 - 2003年9月号
- 鉄娘な3姉妹(松山せいじ) 2009年1月号 - 2010年12月号[33]
- GX鉄道倶楽部(関根弘康) 2009年1月号 - ※コラム、非漫画作品
- 天使だけが翼を持っている(萩原玲二) 2000年8月号 - 2001年10月号
- 桃源郷へようこそ!(原作:イダタツヒコ、作画:水谷麻志) 2012年8月号 - 2014年8月号
- 特機獣サツキ(みやすのんき) 2001年6月号 - 2001年12月号
- トラフィッカー(光永康則) 2001年1月号 - 2002年7月号
- ドクター&ドーター〜猟奇博士と生贄娘〜(陽気婢) 2008年11月号 - 2011年7月号[34]
- ネコの王(小野敏洋) 2000年8月号 - 2003年8月号
- 眠れる惑星(陽気婢) 2004年12月号 - 2007年11月号[34]
- 浜田ブリトニーの漫画でわかる萌えビジネス(浜田ブリトニー) 2010年10月号 - 2013年6月号[35]
- はるのさくら(クリス直孝) 2004年4月号 - 2005年5月号
- パンドラ(椎名高志) 2003年4月号 - 2003年6月号[36]
- ひかりのまち(浅野いにお) 2004年5月号 - 2005年2月号[27] ※シリーズ読切
- 美女で野獣(イダタツヒコ) 2002年4月号 - 2006年3月号[31]
- ビストロ・パ・マルの事件簿(近藤史恵+原尾有美子) 2011年11月号 - 不明[37]
- 貧乏姉妹物語(かずといずみ) 2004年5月号 - 2006年11月号[38]
- FACTORY Z(牧野茂雄+松枝尚嗣) 2002年10月号 - 2004年8月号
- ふぁみレス(後藤羽矢子) 2002年9月号 - 2004年6月号
- FADE OUT(いけだたかし) 2000年12月号 - 2004年4月号
- ぷりぞな6(金月龍之介+Kojino) 2008年9月号 - 2010年9月号[39]
- 吼えろペン(島本和彦) 2000年8月号 - 2004年10月号[17]
- 新 吼えろペン(島本和彦) 2004年11月号 - 2008年8月号[17]
- 星屑番外地(イダタツヒコ) 2009年7月号 - 2010年9月号[31]
- MARCH STORY(金亨敏+梁慶一) 2008年1月号 - 2013年2月号[40] ※シリーズ連載
- 真似の虎(喜国雅彦+国樹由香) 2004年3月号 - 2004年5月号[23]
- メルカノ。(大島永遠) 2005年7月号 - 2009年7月号[41]
- 薬多江町へようこそ(陽気婢) 2002年11月号 - 2004年3月号[34]
- 山形スクリーム(個々田健) 2008年12月号 - 2009年6月号[42]
- 八百万討神伝 神GAKARI(楠桂) 2009年8月号 - 2011年7月号[20]
- やるじぇね(藤那トムオ) 2009年9月号 - 2010年7月号[43]
- ゆりてつ 私立百合ヶ咲女子高鉄道部(松山せいじ) 2011年4月号 - 2013年11月号 [44]
- 妖怪からくる(河内愛里) 2003年10月号 - 2004年2月号
- ヨルムンガンド(高橋慶太郎) 2006年5月号 - 2012年2月号[45]
- ラーゼフォン(ボンズ+出渕裕+百瀬武昭) 2001年9月号 - 2002年12月号
- 落語天女おゆい 〜月島唯・現代編〜(いけだたかし) 2005年10月号 - 2006年3月号[46]
- 〜伊勢佐木真剣卓球師外伝〜 ラバーズ7(犬上すくね) 2002年11月号 - 2007年5月号[16]
- ラブマウンテン(藤那トムオ) 2008年5月号 - 2009年6月号[43] ※シリーズ連載
- REC(花見沢Q太郎) 2002年12月号 - 2013年4月号[47]
- LET IT BE!!(こいずみまり) 2000年8月号 - 2002年11月号
- 恋愛ディストーション(犬上すくね) 2012年4月号 - 2013年8月号[16] ※『ヤングキングアワーズプラス』(少年画報社)から移籍
- ロケハン(陽気婢) 2001年7月号 - 2002年1月号
発行部数
- 2004年 39,167部(「マガジンデータ2004」2003年9月1日 - 2004年8月31日編)[48]
- 2005年 39,000部(「マガジンデータ2005」2004年9月1日 - 2005年8月31日編)[48]
- 2006年 35,167部(「マガジンデータ2006」2005年9月1日 - 2006年8月31日編)[48]
- 2007年 30,583部(「マガジンデータ2007」2006年9月1日 - 2007年8月31日編)[48]
- 2008年 30,000部(「マガジンデータ2009(2008年版)」2007年10月1日 - 2008年9月30日編)[48]
- 2009年 27,667部(「マガジンデータ2010(2009年版)」2008年10月1日 - 2009年9月30日編)[48]
- 2010年 26,000部(「マガジンデータ2011(2010年版)」2009年10月1日 - 2010年9月30日編)[48]
- 2011年 22,834部(「マガジンデータ2012(2011年版)」2010年10月1日 - 2011年9月30日編)[48]
- 2012年 19,750部(「マガジンデータ2013(2012年版)」2011年10月1日 - 2012年9月30日編)[48]
- 2013年 19,584部(「マガジンデータ2014(2013年版)」2012年10月1日 - 2013年9月30日編)[48]
編集長
- 初代:久保田滋夫(創刊号 - 2007年1月号)
- 2代目:小室時恵[注釈 3](2007年2月号 - )
単行本
- 「サンデーGXコミックス」レーベルで、本誌と同じく毎月19日頃が発売日となっている。
- 基本的にほとんどの連載作品が単行本化されているが、『ジャパニーズ あほっ子キッズ』(阿部潤)や『特機獣サツキ』[注釈 4](みやすのんき)など、単行本化されなかった作品も少数ながら存在する。
脚注
注釈
出典
関連項目
- 週刊少年サンデー
- ゲッサン - 月刊少年サンデー。
- 週刊少年サンデーS - サンデーの増刊誌。
- クラブサンデー - サンデーのウェブコミック配信サイト。
- 裏サンデー - サンデーのウェブコミック配信サイト。
外部リンク
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タグがありません- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- ジャジャ えのあきら(2014年6月11日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- ブラック・ラグーン 広江礼威(2014年6月11日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- 書生葛木信二郎の日常 倉田三ノ路(2014年6月11日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- マンけん。 加瀬大輝(2014年6月11日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- デストロ246 高橋慶太郎(2014年6月11日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- 東京カラス 宮下裕樹(2014年6月11日閲覧)
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- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- ヨルムンガンド 高橋慶太郎(2014年6月10日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- 落語天女おゆい いけだたかし/桂歌若プロジェクト(2014年6月10日閲覧)
- ↑ 小学館コミック -サンデーGENE-X- REC 花見沢Q太郎(2014年6月10日閲覧)
- ↑ 48.0 48.1 48.2 48.3 48.4 48.5 48.6 48.7 48.8 48.9 社団法人日本雑誌協会