市川交通自動車
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市川交通自動車株式会社(いちかわこうつうじどうしゃ)は、千葉県市川市でタクシーを運行する、京成グループの事業者である。 かつてはバスも運行していた。
元々はタクシー専業であったが、2001年に京成電鉄(現、京成バス)市川営業所八幡車庫のバス路線のうち原木線および大洲線を譲り受け、バス事業も行うようになった。これに伴い、路線バスについては「市川ラインバス」という愛称が付けられた。2009年にバス事業を京成トランジットバスに移管した。
沿革
- 1941年4月1日:設立。
- 2000年:舞浜リゾートキャブに参加。
- 2001年9月16日:京成電鉄市川営業所の一部路線(大洲線、原木線)の移管を受け、運行を開始。
- 2008年12月17日:ICカード「PASMO」を導入。
- 2009年8月1日:バス事業を京成トランジットバスに移管。
本社および営業所
本社営業所は、本八幡駅近くの市川市南八幡5-16-2にある。このほか、浦安市高洲2-1-14に舞浜営業所がある。
バス事業
市川交通自動車は、タクシー専業会社であったが、2001年9月16日に京成電鉄市川営業所のバス路線のうち、大洲線、原木線の2路線を移管され、バス事業に参入した。大洲線は市川駅から大洲町を経由して本八幡駅まで、原木線は本八幡駅から原木中山駅を経由して二俣新町駅までの路線であり、いずれも総武線と江戸川に挟まれた地域を走る路線である。「市川ラインバス」の愛称がつけられ、写真のような独自塗装の車両も導入されたが、2009年8月1日をもって両路線とも京成トランジットバスに移管され、およそ8年でバス事業から撤退した。
運行していた路線の詳細は、京成トランジットバスの大洲線、原木線の項を参照。