島越駅

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旧駅舎（2010年5月）

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東日本大震災後の島越駅
津波の直撃を受けた駅舎は消失し、高架橋は崩落した。テンプレート画像とは逆に駅西側から海に向かって撮影。（2011年6月29日）

島越駅（しまのこしえき）は、岩手県下閉伊郡田野畑村にある三陸鉄道北リアス線の駅である。

歴史

• 1984年（昭和59年）4月1日 - 開業。
• 2011年（平成23年）3月11日 - 東北地方太平洋沖地震による津波で被災。駅舎、ホーム、線路部分が消失。田野畑村の震度は4であり、地震の揺れは比較的小さかったが、その後襲来した津波が当駅を襲った。
• 2013年（平成25年）12月9日 - 流失駅舎の再建着工（旧駅舎所在地の約100m北に建設）。
• 2014年（平成26年）
  • 4月6日 - 小本駅 - 田野畑駅間復旧により営業再開。駅舎再建工事の遅れにより復旧時点では駅舎は未完成となる。
  • 7月27日 - 新駅舎使用開始テンプレート:Refnest。

駅構造

東北地方太平洋沖地震に伴い発生した津波（東日本大震災による津波）によって当駅は施設が流失するなど壊滅した。2014年4月6日に全線が復旧するまでは、岩手県北バスによる列車代替バスは駅から徒歩1時間（約4km）ほど離れた国道45号を走っており、当駅付近は通らなかった。このため当駅を含む島越地区への公共交通機関は田野畑村営バスによるわずかな便のみとなっており、公共交通機関でのアクセスが極めて困難な状況となっていた。

以下は震災前の状況である。

• 単式ホーム1面1線を有する高架駅であった。
• 簡易委託駅。駅舎1階には出札窓口・売店、2階には喫茶店があった。

2014年4月にようやく北リアス線は全面復旧したが、駅舎付近のかさ上げ盛土工事の遅れにより、駅舎の開業は7月にずれ込んだ。再建された駅舎は八角形の塔屋や屋根に以前の建物の面影を持つが、震災前は海岸側から見て谷の左側（南側）の高架上下にあった駅舎は、谷の北側の築堤に隣接するかさ上げ盛土の上に移転している。この付近の路線は震災前の高架構造から築堤に変更されている。

駅周辺

駅前には宮沢賢治の詩碑（「発動機船 二」）がある。前記の津波にも流失しなかった。

• 県道44号岩泉平井賀普代線
• 島越郵便局
• 島越海水浴場
• 島越港〔北山崎断崖クルーズ（旧・北山崎めぐり観光船）乗船場〕 - 徒歩約8分テンプレート:Refnest

その他

• 「目の前に海が広がる、お洒落な南欧風の独特な駅舎」として、2002年（平成14年）、東北の駅百選に選定された。
• 駅の愛称はカルボナード。宮沢賢治の童話「グスコーブドリの伝記」の舞台の一つ、カルボナード火山島に由来する。

隣の駅

三陸鉄道

北リアス線

小本駅 - 島越駅 - 田野畑駅

関連項目

• 日本の鉄道駅一覧

外部リンク

• 三陸鉄道 島越駅