四万温泉

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四万温泉(しまおんせん)は、群馬県吾妻郡中之条町(旧国上野国)にある温泉

上毛かるたでは世のちり洗う四万温泉と詠われている。国民保養温泉地として第一号の指定を受けた。

アクセス

泉質

名前の由来として四万もの病に効くことから、という説がある。

温泉街

四万川沿いに温泉街が広がる。温泉街は5つの地区に分かれる。それぞれ日向見、ゆずり葉、新湯、山口、温泉口地区である。日向見地区は四万温泉の発祥の地である。特に日向見温泉(ひなたみおんせん)と呼ばれる場合もある。

群馬県の文化財にも指定されている[1]旅館積善館(新湯地区)の浴場、元禄の湯が有名である。

寸志で入浴可能な共同浴場露天風呂が4軒存在する。河原の湯(新湯地区)、御夢想の湯(日向見地区)、上の湯(山口地区)、山口露天風呂(山口地区)である。飲泉場も3箇所存在する。その他、奥四万湖建設のボーリング調査時に湧出した単純温泉のこしきの湯が奥四万湖のほとりに存在する。

歴史

開湯伝説は2つ存在する。

  • 坂上田村麻呂による発見説。延暦年間の発見と言われる。蝦夷征討の際にこの地に立ち寄り、その際に温泉を発見したと言われる。
  • 源頼光の家臣碓井貞光による発見説。永延年間の発見と言われる。碓井貞光は日向守であったことから、四万温泉の開湯地を特に日向見温泉という。温泉名は、夢で「四万の病を治す霊泉」と教えられたことに因んで「四万温泉」となった。

永禄6年(1563年)にはじめて宿が開業して、徐々に温泉街が形成されていった。

1954年酸ヶ湯温泉日光湯元温泉とともに国民保養温泉地第一号に指定された。

2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉を利用していない民宿が2軒あったと報じられた。ただし、意図的な偽装ではなく情報の開示が不十分であったとする意見もある。

脚注

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関連項目

  • ファイト』 - 四万温泉が舞台となる
  • 児玉清-戦時中、四万温泉に学童疎開。『ファイト』でも四万温泉に疎開歴のある温泉旅館の主人を演じた。

 朝だ!生です旅サラダ(2010年4月3日放送)でその旅館に訪れ、思い出を語る。

外部リンク

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  1. 積善館本館は群馬県指定重要文化財、山荘、前新、廊下橋は国の登録有形文化財