北野富士
『北野富士』(きたのふじ)は、1996年4月から1997年9月までフジテレビで木曜深夜0:20~0:50に放送されていたバラエティ番組である。
概要
『北野ファンクラブ』と同様にビートたけしと高田文夫が司会を務めた深夜番組であるが、今回は「オヤジ」にスポットライトをあて、毎回一般公募で選ばれた3人程度の「オヤジ」たちがスタジオトークやゲーム、クイズ、ロケでの体験取材などを展開、1年半の期間で75回放送された。
タイトルは、たけしの本名「北野武」の「北野」と「フジテレビ」の「フジ」から取り、これに第52代横綱「北の富士勝昭」と合わせている。
オープニングタイトルは北野武自らがデザイン画を描き、ローリング・ストーンズの『黒くぬれ!』がオープニングテーマに使用されていた。 エンディングには浅草キッドやたかをくくろうか等たけしが過去に出した曲を斉藤ノブらミュージシャン達のバックバンドが演奏し、たけし自身が歌っていた。後期は番組から生まれたユニット「トビ木村と足手まといア~ンドビートたけし」の『修善寺で別れた大宮の女』のPVがエンディングに流れていた。
エピソード
「トビ木村と足手まといア~ンドビートたけし」の『修善寺で別れた大宮の女』を数多く売りたい為に、当番組内の会議から色々なプロモーション活動を行った。その中で、同じ放送局であるフジテレビの『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』に出演出来ないかとHEY!HEY!HEY!の担当プロデューサーであり平成教育委員会の企画プロデューサーでもあった水口昌彦に電話で番組への出演依頼して、水口から「ぜひ出ていただきたいんですが、たけしさんは裏番組(世界まる見えテレビ特捜部)に出てるので…」と言われ、たけしは「裏、休みます!」と言い切った。結果として裏番組同士の諸問題から実現はしなかったが、1997年当時にほぼ共演した事が無かったたけしとダウンタウンが共演する可能性があった話である。
テーマ曲
- オープニングテーマ
- エンディングテーマ
基本週替わりで曲が変わっていた。
- ロンリーボーイ ロンリーガール
- ハードレインで愛はずぶ濡れ
- ポツンとひとりきり
- 東京子守唄
- 浅草キッド
- I MISS YOU
- ポケットから落ちた夜
- たかをくくろうか
- 少しずつ消えていけYESTERDAY
- 眠れない君が欲しい
- 修善寺で別れた大宮の女(第43回以降、毎週)
主な出演者
スタッフ
- 企画:北野武/小川晋一(フジテレビ)、和田行(フジテレビ)
- 構成:ダンカン、安達元一、竹内きよのり
- 技術:小山内義紀
- カメラ:早川征典、越野秀一
- 照明:夏井茂之 → 永田泰二
- 音声:門田晃 → 丹野健治
- VE:吉永明久、荒井秀訓
- VTR:柴崎正一 → 伊沢和幸
- 音響効果(前期は音効と表記):有馬克己
- EED:石丸健一、大内一学(前期)→ 井戸清(後期)
- MA:松元祐二(前期)→ 宇野雅史(後期)
- TK:伊藤裕子(前期)→ 今泉暢子(MEN'S・後期)
- 美術プロデューサー:丸山覚
- デザイン:坂根洋子
- 美術進行:大下英司
- 装置:青沼哲雄
- 衣装:高野知子
- 楽器:木本真弓
- 持道具:貞中照美
- メイク:アーツ
- 技術協力:東通、RVC(前期)、ヴィジュアルベイ(後期)、ジャイロ、ペック(ロケ技術)
- 美術協力:アックス
- 協力:オフィス北野、MEN'S(後期)
- 収録スタジオ:渋谷ビデオスタジオ
- 音楽協力:小池秀彦(ビクターエンタテインメント)
- 広報:森隆志(フジテレビ・前期)→ 中島良明(フジテレビ・後期)
- プロデューサー:吉田宏、梅本満
- 演出:西滝順二、笠原裕明、手塚公一、中山高嘉(以上4名イースト・前期)→ つきざわけんじ(MEN'S・後期)
- 制作:フジテレビ、イースト