入地駅
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入地駅(いれじえき)は、茨城県龍ケ崎市入地町にある関東鉄道竜ヶ崎線の駅である。
駅構造
竜ヶ崎線唯一の中間駅。無人駅。単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつては交換設備を備えた。現在では線路だったと思われる所が空き地として残り、ホームだったと思われるところは住宅に隠れている。
駅舎はなく、ホーム上にドアのない待合所が置かれている。2009年(平成21年)3月14日にICカードPASMOの供用開始により、ICカードの簡易改札機が設置された。自動券売機、トイレは設置されていない。
乗務員(運転士)による乗車券の回収は行われず、下車客は出口付近に設置された箱に入れることになっている。竜ヶ崎線の途中駅が当駅のみであるためこの方式が採用される。
線路脇には「フラワープロジェクト」として社員が耕したコスモス畑がある。
駅周辺
小さな集落の中に位置する。田園地帯の中にあるが、当駅の周囲は人家が密集(集居集落)する。駅のごく近傍は灯が少なく夜間はかなり暗くなるが、南西へ歩いて約4分の所に幹線道路(茨城県道5号竜ヶ崎潮来線)が通っており、そこには飲食店などがある。北東へ約500mの田園地帯を挟んだ高台に竜ヶ崎ニュータウンの住宅地・平台(ひらだい)が存在するがあまり当駅は利用されていない。
北側(平台方面)
駅北側は線路寄りに約40軒程度建物がある。ほとんどが一戸建ての民家で、事業所が数軒ある。それより先は田園地帯が広がる。
- ヒロセ理容所(入地)
南側(川原代方面)
駅南側は線路寄りから県道竜ヶ崎潮来線沿いにかけて集落が連続していて北側より建物が多く、佐貫駅方向へ行くほど建物が多くなる。入地、中坪、西道内、芳黄、紅葉内(こうようじ)などの集落である。大抵は一戸建ての民家であるが、一部アパートや飲食店、事業所などがある。県道の南方には田園地帯が広がる。
- 川原代小学校前バス停留所 - 竜ヶ崎潮来線上(中坪)
- ミスタータイヤマン - 竜ヶ崎潮来線上(芳黄)
- 龍ケ崎市立川原代小学校(西道内)
- 川原代八幡神社(西道内)
- 龍ケ崎市川原代コミュニティセンター(西道内)
- うなぎなか川 - 竜ヶ崎潮来線沿い(入地)
- 食事処かすり - 竜ヶ崎潮来線沿い(中坪)
- とみやま歯科クリニック(中坪)
- 飯田矯正歯科クリニック(中坪)
- 高橋耳鼻咽喉科(中坪)
- メモリアルホールすがはら - 竜ヶ崎潮来線沿い(中坪)
- ヤマト運輸竜ヶ崎川原代センター - 竜ヶ崎潮来線沿い(芳黄)
- 大杉神社(芳黄)
歴史
- 1901年(明治34年)1月1日[1][2] - 竜崎鉄道の駅として開業。
- 1944年(昭和19年)5月13日 - 竜崎鉄道が鹿島参宮鉄道に合併。同社竜ヶ崎線の駅となる。
- 1965年(昭和40年)6月1日 - 鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道が合併して関東鉄道が発足。同社竜ヶ崎線の駅となる。
- 時期不明 - 交換設備廃止。
- 2009年(平成21年)3月14日 - ICカードPASMO供用開始。
隣の駅
- 関東鉄道
- テンプレート:Color竜ヶ崎線
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:関東鉄道竜ヶ崎線- ↑ 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図 3号 関東1』新潮社、2008年、p.40
- ↑ 『明治34年 茨城県統計書』(国立国会図書館近代デジタルライブラリーより)