佐賀郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

佐賀郡(さがぐん、さがのこおり)は、かつて佐賀県・肥前国に存在した2007年平成19年)10月1日に消滅した。かつては現在の佐賀市の市域の大部分を含んでいた。

消滅の時点で以下の3町を含んでいた。

佐賀市および佐賀県という地名は佐賀郡に由来するものである。江戸時代以前には佐嘉とも表記していたが、明治初年に佐賀に統一された。地名の由来については佐賀県#県名の由来を参照のこと。

歴史

古代

式内社

延喜式神名帳に記される郡内の式内社テンプレート:式内社一覧/header テンプレート:肥前国佐嘉郡の式内社一覧 テンプレート:式内社一覧/footer

近現代

  • 1889年明治22年)4月1日(23村)
    • 市制施行に伴い、佐賀市が発足、郡より離脱
    • 町村制施行に伴い、佐賀郡に23の村が成立
  • 1899年(明治32年)6月6日 - 古瀬村が巨勢村に改称
  • 1922年大正11年)10月1日 - 神野村が佐賀市に編入。(22村)
  • 1953年昭和28年)4月1日 - 南川副村が町制施行し南川副町となる。(1町21村)
  • 1954年(昭和29年)3月31日 - 兵庫村・巨勢村・西与賀村・嘉瀬村・高木瀬村が佐賀市に編入。(1町16村)
  • 1954年(昭和29年)10月1日 - 北川副村・本庄村鍋島村・金立村・久保泉村が佐賀市に編入。(1町11村)
  • 1955年(昭和30年)3月1日 - 東川副村・新北村が合併し、諸富町が発足。(2町9村)
  • 1955年(昭和30年)4月1日 - 南川副町・中川副村・大詫間村が合併し、川副町が発足。(2町7村)
  • 1955年(昭和30年)4月16日 - 春日村・川上村・松梅村が合併し、大和村が発足。(2町5村)
  • 1956年(昭和31年)9月30日(2町4村)
    • 西川副村が川副町に編入
    • 小関村が小城郡南山村・北山村と合併し、富士村が発足
  • 1958年(昭和33年)6月1日 - 富士村の一部(八反原)が大和村に編入
  • 1959年(昭和34年)1月1日 - 大和村が町制施行し大和町となる。(3町3村)
  • 1962年(昭和37年)10月1日 - 久保田町が小城郡芦刈村の一部を編入
  • 1966年(昭和41年)10月1日(5町1村)
  • 1967年(昭和42年)4月1日 - 久保田村が町制施行し久保田町となる。(6町)
  • 1996年平成8年)4月1日 - 大和町の一部(松瀬)が富士町に編入
  • 2005年(平成17年)10月1日 - 富士町・諸富町・大和町が佐賀市、神埼郡三瀬村と合併し、佐賀市が発足、郡より離脱。(3町)
  • 2007年(平成19年)10月1日 - 川副町・久保田町・東与賀町が佐賀市に編入、同日佐賀郡消滅
明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和34年 昭和35年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在
佐賀市 佐賀市 佐賀市 佐賀市 平成17年10月1日
佐賀市
佐賀市
神野村 大正11年10月1日
佐賀市に編入
西与賀村 西与賀村 昭和29年3月31日
佐賀市に編入
嘉瀬村 嘉瀬村
古瀬村 明治32年6月6日
改称
巨勢村
兵庫村 兵庫村
高木瀬村 高木瀬村
北川副村 北川副村 昭和29年10月1日
佐賀市に編入
本庄村 本庄村
鍋島村 鍋島村
金立村 金立村
久保泉村 久保泉村
東川副村 東川副村 昭和30年3月1日
諸富町
諸富町
新北村 新北村
春日村 春日村 昭和30年4月16日
大和村
昭和34年1月1日
町制
大和町
川上村 川上村
松梅村 松梅村
小関村 小関村 昭和31年9月30日
富士村
昭和41年10月1日
町制
小城郡
北山村
小城郡
北山村
小城郡
南山村
小城郡
南山村
南川副村 南川副村 昭和28年4月1日
町制
昭和30年4月1日
川副町
川副町 平成19年10月1日
佐賀市に編入
中川副村 中川副村 中川副村
大詫間村 大詫間村 大詫間村
西川副村 西川副村 西川副村 昭和31年9月30日
川副町に編入
東与賀村 東与賀村 東与賀村 昭和41年10月1日
町制
久保田村 久保田村 久保田村 昭和42年4月1日
町制

関連


テンプレート:火国二国の郡