ファミコン探偵倶楽部

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テンプレート:コンピュータゲームシリーズファミコン探偵倶楽部』(ファミコンたんていくらぶ)は、任天堂ファミリーコンピュータ ディスクシステムなどで発売されたアドベンチャーゲームのシリーズ。全部で3作発表されている。略称は「ファミ探」。

概要

総合プロデューサーは横井軍平。『消えた後継者』『うしろに立つ少女』の企画、制作、脚本は任天堂の坂本賀勇が担当。コマンド選択で物語を進めていくテキストアドベンチャーである。

物語の内容は、全作を通じて空木探偵事務所に所属する探偵が、殺人事件の真相を突き止めるのが目的となるミステリー作品である。また、物語が持つ特徴として、事件に関連して怪談が結び付けられており、全体的にホラータッチで描かれている。『消えた後継者』では死人の蘇り伝説、前作より3年前の『うしろに立つ少女』では血染めの少女の霊の話、『雪に消えた過去』では落武者の亡霊伝説がある。

シリーズ

移植

1998年にシリーズ10周年を記念し、『うしろに立つ少女』がスーパーファミコンのニンテンドウパワー専用ソフトとしてリメイクされ、発売された。(書き換え専用ソフトであるため、パッケージは存在しない)

2004年にはゲームボーイアドバンスにディスクシステム用ソフトを忠実に移植したシリーズ「ファミコンミニ ディスクシステムセレクション」として、ディスクシステム版『消えた後継者』および『うしろに立つ少女』が発売された[1]。この際、『うしろに立つ少女』は「非合法な飲酒・喫煙」シーンが含まれるため、任天堂が発売したゲームで初のCEROレーティングによる対象年齢がついたソフトとなっている(15歳以上対象)。

また、その後Wiiバーチャルコンソール用ゲームとして、2007年にディスクシステム版『消えた後継者』、2008年にSFC版『うしろに立つ少女』、そして2009年にはディスクシステム版『うしろに立つ少女』が順次配信された。

なお、『BS探偵倶楽部』は過去に行われていたサテラビューの配信のみで、現在いずれの機種への移植も行われていない。

主な登場人物

※声優は『BS探偵倶楽部』でのもの。

主人公
『消えた後継者』『うしろに立つ少女』でのプレイヤーキャラ。
『消えた後継者』では崖から落下した影響で記憶喪失となり、彼の記憶を巡って物語が進む。主人公自身の出自や両親と幼少時に生き別れになった経緯が明らかになる。前日譚にあたる『後ろに立つ少女』では、自らの両親を探す旅の途中で空木俊介と出会い、その助手となった経緯とあゆみと出会うきっかけになった事件が語られる。空手3段の腕前を誇る。
橘 あゆみ(たちばな あゆみ)
- 皆口裕子
空木探偵事務所に所属し、主人公と共に師である空木探偵の助手として働いている少女。長髪を緩めに1本に結び、右肩に垂らしているのが特徴。
『消えた後継者』では、山奥の旧家、殺人事件の調査に向かい、罠にはめられて記憶喪失に陥った主人公をサポートし、調査補助や調査内容の整理、アドバイスなどをする。緊張感に満ちるゲームの中で安堵感を与えてくれるキャラクターである。
『うしろに立つ少女』では、事件当時15歳の女子高生として登場。同じ高校に通う親友の女生徒、小島洋子が謎の死を遂げた。友人が謎の死を遂げ悲しみに暮れる中で主人公と出会い、事件解決のため尽力する。しかし身に降りかかりかねない危険を危惧した主人公に事件から距離を置くようたしなめられ、思い詰めるあまり思いがけない行動に出て危機に陥ってしまうなど、無茶な行動も見せていた。しかし、彼女や彼女の友人である河合ひとみの助力もあって無事事件は解決でき、それを縁にして空木探偵事務所に助手として所属することになった。
『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』では、病気療養のため実家に帰省していた母を見舞いに行った折、殺人事件が発生。容疑をかけられた母を助けるために調査を開始する。
空木 俊介(うつぎ しゅんすけ)
声 - 速水奨
空木探偵事務所の所長。警察にも顔が利き、探偵業で多忙な日々を過ごす。『消えた後継者』では名前のみ登場し、『うしろに立つ少女』及び『雪に消えた過去』の終盤で登場する。

脚注

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外部リンク

テンプレート:任天堂en:Famicom Tantei Club
  1. それぞれ前後編がひとつのソフトに収録されている。