ピーナッツバター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ファイル:PeanutButter.jpg
ピーナッツバター

テンプレート:栄養価

ピーナッツバター(100g中)の主な脂肪酸の種類[1]
項目 分量 (g)
脂肪 50.39
飽和脂肪酸 10.292
16:0(パルミチン酸 5.774
18:0(ステアリン酸 1.748
20:0(アラキジン酸 0.617
一価不飽和脂肪酸 23.713
18:1(オレイン酸 23.148
多価不飽和脂肪酸 13.867
18:2(リノール酸 13.791

ピーナッツバターテンプレート:Lang-en-short)は、ピーナッツから作られた食品。 スプレッド類。パンに塗ったり、和え物の材料にして食べる。中華料理では花生醤として、様々な料理のタレの材料に用いる。アフリカ料理ではマフェ(ソース・アラシッド)などの煮込み料理や、スープの材料として使われる。

製法

ピーナッツをあらかじめ十分乾燥してから160℃で30分ほどていねいに炒って香りを高めるとともに水分を除去する。薄皮胚芽ふるいで除き、粗く砕いてから、バターミルでよくすりつぶして練りこむ。ピーナッツに50%以上含まれる油分によってペースト状に変化する。これが100%純粋なピーナッツバターである。風味を増すため1~3%の食塩を加えたり砂糖油脂を加えることもある。スムースなすりつぶしタイプと他に粗く砕いたピーナッツが含まれているものもある。日本では甘みをつけたホイップタイプが広く流通しているが、外国では無糖の固めのものが一般的である。

バターという名前は外観からつけられたもので、乳脂肪分はまったく含まれていない。

脚注

  1. http://ndb.nal.usda.gov/

関連項目

テンプレート:Food-stub