ハート・イン

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ファイル:Heart in Osaka-Station1.jpg
ハート・イン大阪駅構内店(大阪駅改札外)
ファイル:7-Eleven JR Hakata Station Shop.jpg
セブン-イレブン ハート・イン博多駅筑紫口店
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姫路駅南出入り口横にあるハート・イン
ファイル:CR Sumiyoshi Station 05.jpg
住吉駅にあるハート・イン(旧ロゴ)

ハート・インHeart・in)とはジェイアール西日本デイリーサービスネットとその子会社が西日本旅客鉄道(JR西日本)管内で運営するコンビニエンスストアのブランド名。元々旧ジェイアール西日本リーテックスが運営していたが、旧西日本キヨスクと合併しジェイアール西日本デイリーサービスネットとなった際に旧西日本キヨスクの支店エリア(JR西日本の各支社エリアとほぼ一致する)ごとに分社化され現在はこの各社により運営されている。店舗は運営会社生い立ちの関係から、原則的に構内や駅前に立地するが、JR西日本の駅から離れた肥後橋店やJR西日本の子会社が建設したマンション内やホテル内に設置された店舗などもある。

小型コンビニ業態は「デイリーイン」のブランドを用いていたが、2012年11月1日から近畿圏の店舗が「ハート・イン」ブランドに統一され[1]、同時に「ハート・イン」のロゴデザインが変更された[2]

特徴

店舗の形態や・取り扱い商品は一般的な街中のコンビニとほぼ同じであるが、駅構内ということから土産物などを扱う店舗や旧国鉄時代の物資部店舗からの流れで鉄道職員を主な対象として時計などを取り扱う店舗が存在したこともある(1990年代の金沢駅店など)。駅構内ということと駅営業時間に合わせてか、24時間営業の店舗はごく僅かである。

2005年平成17年)10月からICOCA電子マネー機能による商品購入サービスが始まった。大阪駅からはじまり、現在までにハート・イン、デイリーインのうちデイリーイン福知山を除く京阪神地区全店と広島・岡山地区の一部主要駅店舗、福岡地区の一部主要駅店舗で利用が可能となった。また、ハート・インの大阪店・尼崎駅前店・金沢店、デイリーインの福山新幹線店、特定の複合店などでは一部のクレジットカードが利用でき、J-WESTカード使用時にはJ-WESTポイントが2〜6倍(店舗、カード種類による)となった。

2014年以降、セブン-イレブン・ジャパンとの業務提携により、「セブン-イレブン Heart・in」に順次転換されている。転換後の店舗は、既存のセブン-イレブン店舗に準じたサービス内容となり、nanacoや各種クレジットカードでの決済が可能となっている他、セブン銀行のATMも設置されている。

運営会社

同社管内ではハート・インと併用して独自の店舗ブランド「ステーションピット CHAO」がある。原則キヨスクから転換したデイリーイン相当の小型店舗が中心だが、ハート・イン相当の店舗やキヨスク業態の店舗にもこの名称のところがある。

歴史

  • 1987年昭和62年)6月 西日本キヨスクとハートアンドアクションリーテイル(後にジェイアール西日本リーテックスに改称)が設立される。
  • 2000年(平成12年)4月1日 JR西日本の物販・飲食事業を行っている子会社が再編成される。西日本キヨスクとジェイアール西日本リーテックスが合併し、ジェイアール西日本デイリーサービスネットとなる[1]
    • 同時に近畿圏以外の物販・飲食部門をJR西日本の支社エリアに合わせる形で5つに分社化・運営委託される。
  • 2012年(平成24年)11月1日 近畿圏の「デイリーイン」が「ハート・イン」ブランドに統一[1]されるとともに、ロゴデザインが変更される[2]
  • 2014年(平成26年)3月27日 当ブランドを運営するジェイアール西日本デイリーサービスネットおよび親会社のJR西日本が、セブン-イレブン・ジャパンと業務提携。既存売店のうち500店舗を5年間で「セブン-イレブン KIOSK」及び「セブン-イレブン Heart・in」に転換予定[3]

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:JR西日本
  1. 1.0 1.1 1.2 「「ハート・イン」に統一 近畿エリアの駅コンビニ JR西日本DSN 11月1日から」 『交通新聞』 2012年10月30日付け、1面。
  2. 2.0 2.1 テンプレート:Cite press release
  3. JR西日本グループとセブン-イレブン・ジャパンの駅店舗事業における業務提携について - セブン-イレブン・ジャパン、西日本旅客鉄道、ジェイアール西日本デイリーサービスネット共同発表。 2014年3月27日閲覧。