ソルティ・ドッグ
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ソルティ・ドッグ (Salty Dog) とは、ウォッカベースのカクテルの一つ。グレープフルーツのさっぱりした口当たりと、グラスの縁の食塩の組み合わせが絶妙であるとして人気が高い。
由来
1940年代にイギリスで生まれたカクテル。「ソルティ・ドッグ」とは「甲板員」を意味するイギリスのスラングで、甲板員が甲板の上で汗だらけ塩だらけになって働く様子から来ている。元々はウォッカではなくジンベースで、ライム・ジュースを入れる「ソルティ・ドッグ・コリンズ」というカクテルだった。本格的に流行したのは1960年代のアメリカから。しかし、同じ英語圏でも、オーストラリアなどでは「ソルティ・ドッグ」という名前ではあまり知られておらず、バーなどで頼むと「塩づけの犬肉」を注文されたと怪訝な顔をされるので注意が必要である。
標準的なレシピ
- ウォッカ - 20 ml
- グレープフルーツ・ジュース - 40 ml
- 食塩 - 少々
- レモンの輪切り
作り方
- オールド・ファッションド・グラス[1]の縁をレモンで濡らして食塩をつけ、スノースタイルにする。
- そのグラスに氷をいれ、ウォッカ、グレープフルーツ・ジュースをそそぎ、ステアして完成。
備考
- ノンスノー(グラスの縁に食塩をつけない)にするとカクテルの呼称が変わり、「ブルドッグ」「テールレス・ドッグ」または「グレイハウンド」と言う。