エレナ (スーパーマーケット)
株式会社エレナは長崎県佐世保市に本社を構えるスーパーマーケット・チェーンである。
概要
1959年4月に「中村食品ストアー」として開業し、1979年7月に1000万円の資本金を出資し、株式会社中村ストアーに組織改編される。その後、店舗ブランドは「中村ストアー」を経て、現在の「エレナ」となった。この名称はイメージキャラクターのゾウからとった「エレファントナカムラ」を略したものである。2011年6月に商号変更され、これまで愛称や店舗名として親しまれてきた「エレナ」は企業名となった。
食品スーパーマーケットだけでなく、焼肉店・ダイソー・TSUTAYAのフランチャイズ運営も行っており、五島列島の店舗はフランチャイズ運営となっている。長崎県内に集中しているが、佐賀県にも数店舗出店している。
2013年11月には、通常の「エレナ」よりも店舗規模が小さく、生鮮食料品を中心とした生活必需品をひと通り買うことができる小型店舗業態「エレナmini（エレナミニ）」を立ち上げ、その第1号店として、三ヶ町商店街に「エレナmini サンクル店」をオープンした（「エレナポイントカード」は同店でも使用可能だが、折り込みチラシがオープニングセール時以外は原則行わないほか、ポイント3倍セールなどの各種セールも実施されない）。
店舗一覧
2013年11月現在 長崎県:40店舗 佐賀県:3店舗
☆印:TSUTAYA併設店舗
★印:ザ・ダイソー併設店舗
（空港通り店、琴海店、ダイソー川棚店は「ザ・ダイソー」単独店舗）
長崎県
- 佐世保市：山祇店、吉岡店、名切店、大塔店、相生店、フレスタ店、相浦店★、広田店☆、京坪店、大野店[1]、miniサンクル店、させぼ五番街店☆[2]
- 平戸市：平戸店
- 西海市：西海店
- 長崎市：三和店、深堀店☆★、小江原店、上小島店、福田店★、日見店★、琴海店★、矢上店
- 諫早市：高来店★、アゼリア店
- 大村市：久原店、大村中央店、空港通り店★、竹松店
- 島原市：島原店☆★、島原栄町店
- 雲仙市：国見店
- 五島市：FC福江店
- 東彼杵郡：川棚店、ダイソー川棚店[3]、波佐見店
- 西彼杵郡：長与店、時津店[4]
- 北松浦郡：佐々店
- 南松浦郡：FC上五島店、FC有川店
佐賀県
ポイントカード
ポイントカードは通常サイズの親カードと短冊サイズの子カード2枚が付属する形式となっており、家族内でそれぞれカードを所持することが可能である。税込210円ごとに1ポイント（特定曜日に1,050円以上の購入した場合、ポイントが3倍）加算されるほか、「エレナポイント商品」を購入した場合には通常ポイントは別にボーナスポイントが付与される。また、レジ袋を断った場合には1回の会計金額に応じてエコポイントが付与される（エコポイントの付与は1,000円以上が条件）。
また、店内入口には「パオパオ君」が設置されており、各店舗一人一日一回限りで来店ポイントを付与することができる。ポイントカード裏面にあるバーコードを「パオパオ君」の読み取り部にかざし、画面に表示された5枚のカードのどれか一つをタッチして出てきた数字がそのままポイントに加算される（加算ポイントは1・2・3・5ポイントのいずれか）。また、500ポイントに達した時は来店ポイント取得後に表示される発券ボタンをおすと500ポイント券が発行され、お買物券として使用できる。お買物券は通常500円分だが、不定期に600円～700円分として使用できる場合がある。なお、お買物券を使用して余った場合、余った分は釣り銭としてもらうことが可能であった。
2010年9月からサービス内容が変わり、貯まったポイントを1ポイント=1円として会計時に利用できるようになった（ポイントは購入金額を上限に全額もしくは一部（端数等）に使用することができるが、テナントではポイントの利用ができない）。このため、「パオパオ君」は同年8月30日をもって廃止となり、来店ポイントの付与や500ポイントお買い物券の発行等ができなくなった（なお、「パオパオ君」はサービス終了後もそのまま設置されていたが、同年10月までに撤去を完了。ただし、大野店以降に新規オープンした店舗では最初から「パオパオ君」は設置されていない）。
廃止となった来店ポイントサービスの代替処置として、「サンキューポイント」を設け、1回の会計で2ポイントを上乗せするサービス（付与は1店舗1日1回限りで、同一店舗で同日中に2回目以降の会計を行ってもポイントは付与されない）を展開していたが、こちらも、2011年2月28日をもってサービスを終了した。
2013年11月からはポイントカード会員を対象とした新たな試みとして、「ビンゴスタンプラリー」を開始した。月初めにカードが配布され、設定されているビンゴ実施日に税込1,000円以上の購入でポイントカードと共にビンゴカードを提示することで指定されたカード日付の場所にスタンプが押印される（スタンプは1日1回有効）。また、月下旬の指定日には「お助けデー」が設けられており、ビンゴのマスが空いている場合、前述の条件を満たすと好みのマスを1つ押印することができる。ビンゴが成立した場合、交換期間内に必要事項を記入の上提示すると、1列揃う毎に30ポイント、パーフェクトを達成した場合は300ポイントが加算される。なお、させぼ五番街店、miniサンクル店及びフランチャイズ店舗（上五島店、有川店、福江店）では実施していないので注意が必要である。この企画に関しては実用新案を取得している。
関連項目
- させぼ五番街：エレナグループにより2013年11月に佐世保駅みなと口側に開業した大型商業施設。「プロムナード 東ゾーン」に核テナントとなる「エレナさせぼ五番街店」を、「テラスゾーン」に「TSUTAYA BOOK STORE させぼ五番街店」をそれぞれ出店している。
