アンジェ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Communefra アンジェ (Angers) は、フランス西部、メーヌ川河畔に位置するペイ・ド・ラ・ロワール地域圏メーヌ=エ=ロワール県の県庁所在地である。ここの南西部で県名に使われているメーヌ川と本流ロワール川が合流する。
歴史
アンジェに最初に人が存在した形跡があるのは、40万年前の石器時代である。身元のわかっている最も古い居住者は、ケルトの種族であるAndecaviであった。彼らはローマ人に追い払われた。ローマ支配の下、街はユリオマグス("Juliomagus")と呼ばれた。
アンジェ会議が453年に開催された。845年から始まったノルマン人の侵攻により街は大いに苦しめられた。
アンジェは、昔のアンジュー州の都であった。9世紀が始まると、この地域は強大な封建君主の一族によって支配された。アンジェ地域は12世紀にイングランドを支配したプランタジネット朝(アンジュー帝国)の発祥地である。この時期、ヘンリー2世によってアンジェにサン=ジャン病院が建設された。大型の建物もこの時に建てられた。1204年、アンジェはフランス王フィリップ2世に征服された。この後、フランス王家の傍流が封じられた。ここからはナポリ王国(シチリア王国)・ハンガリー王国・ポーランド王国の王が出ている。
アンジェ城
町の中心部にあるアンジェ城は、ロワールの古城のうち、最も西に位置する。フランスに現存するものでは最古といわれる、『ヨハネの黙示録』が描かれたタペストリーで知られる。
人口統計
1962年 | 1968年 | 1975年 | 1982年 | 1990年 | 1999年 | 2006年 | 2011年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
115252 | 128533 | 137591 | 136038 | 141404 | 151279 | 152337 | 148803 |
参照元:1999年までEHESS[1]、2004年以降INSEE[2][3]
アンジェ出身の人物
- ジャン・ボダン:経済学者
- ジョゼフ・プルースト:化学者
- ミシェル=ウジェーヌ・シュヴルール:化学者
- アンリ・デュティユー:作曲家
- ジャック・ルーシエ:ジャズピアニスト・作曲家
- ニコラ・マユ:テニスプレイヤー
姉妹都市
- テンプレート:Flagicon ハールレム、オランダ
- テンプレート:Flagicon オスナブリュック、ドイツ
- テンプレート:Flagicon バマコ、マリ共和国
- テンプレート:Flagicon ピサ、イタリア
- テンプレート:Flagicon ウィガン、イングランド
- テンプレート:Flagicon セビリャ、スペイン
- テンプレート:Flagicon セーデルテリエ、スウェーデン