お守り
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お守り(おまもり、御守り)とは、厄除け(魔除け)、招福(開運、幸運)、加護などの人の願いを象った物品(縁起物)である。アミュレット、タリスマン、チャーム。護符。
目次
護符の種類・形状
さまざまな形態の護符がある。
人体
人体に何らかの超常的な力を見出し(類感呪術)、お守りとする。
動植物
動植物になんらかの超常的な力を見出してお守りとする。類感呪術や共感呪術、精霊崇拝、トーテミズムに共通する点がある。生体を用いる、死体や標本の全部あるいは一部を用いる、図画として描く、その生物に人間が着用させた器具を用いるなどの手段がある。
- スカラベ(フンコロガシ) - エジプトで太陽神になぞらえられた。
- 動物の骨や歯、爪。
- ウサギの足 - イギリス、アメリカで1940年代から1960年代にかけて流行した。
- クローバー - 四葉のクローバー・シャムロック
- 各種の香辛料・ハーブ - 香気や薬効から各地で邪悪なものをはらうと信じられた。
- 馬の蹄鉄 - 欧米では魔除け、幸運のチャーム。掛ける向きによって変わる。
- 柊鰯 - イワシの頭とヒイラギの葉の組み合わせ。日本における鬼除け。
宝石(パワーストーン)・金属
貴石や鉱物になんらかの性質を見出し、人間はその影響を受けるとする。
神、宗教者
神や宗教者を像として形作ったり、図画にして用いる。
- 仏像
- 梵字を書いた札など - 梵字は字そのものが仏をあらわす。
- 神像
- ロザリオ(クルス、十字架)
- 聖遺物
お札
ご利益のある文言や図画を書き記した札を持つ。
多数を作る
手間暇かけて多くの人の手を経る、あるいは多くの数をそろえることで、初めて超常的な力を持たせる。
- 千人針 - 太平洋戦争中、出征する兵士に贈られた。白い布に女性が1針ずつ玉結び(玉止め。弾と掛けた願掛け。)を縫い付けたもので、腹巻とした。また、縁起をかつぐために銭貨や虎の模様を縫い付けることもあった。
- 千羽鶴 - 折り紙を用いて神聖な鶴の形を作り、それを千個作ることでなんらかの願掛けとする。折鶴自体は古くからあり、当初は必ずしも千個ではなかった(千は日本において「とても多い」の漠然とした意味)。
特殊に作る
お守りにする目的で作る物品のうち、実用品の外形を基本とし、材料の全部もしくは一部に特殊な材料を使ったり、本来なら不要な装飾を施した制作物。
お守りとしての目的でつくる物品のうち、もともとが実用品ではないもの。
物、言い伝え
民間伝承や土着文化のうち具現化されたもの。
- ケサランパサラン - 謎の生物とされる物体である。
- ココペリ (Kokopelli) -アメリカ・インディアン、ホピ族のカチナ(神・精霊)の1柱。豊穣の神(男神)。ココピラウとも。
- 招き猫
- 瓢箪
- 赤冨士
- ビリケン
- シーさー
- 七福神
- 鶴亀