摩耶山
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摩耶山(まやさん)は、兵庫県神戸市灘区、六甲山地の中央に位置する標高702m[1]の山。
概要
山頂周辺には掬星台展望台、摩耶ロープウェー星の駅、忉利天上寺、摩耶自然観察園、穂高湖等が点在する。摩耶山の名は空海が天上寺に釈迦の生母・摩耶夫人(まやぶにん)像を安置したことに由来する。古くは八つの国が見渡せるため八州嶺とも呼ばれていた。兵庫50山の一つ。
山頂近くの掬星台展望台(標高690m)よりの阪神間の夜景が美しい。日本三大夜景のひとつとされる。掬星台には蛍光材で舗装された「摩耶★きらきら小径」が整備されており、夜間はブラックライトにより歩道全体が青色の光で浮かび上がる。 六甲全山縦走では最もきつい標高差450mの登りとなる。 以前は摩耶学生センター(旧摩耶観光ホテル)があったが、1994年に営業を完全に取りやめている。
山頂部には摩耶山送信所がある。
当山に因んで命名された艦艇・船舶として、旧日本海軍の重巡洋艦「摩耶」、旧日本陸軍のドック型揚陸艦(特種船)「摩耶山丸」がある。
見どころ
交通
市街地からは、摩耶ケーブル及び摩耶ロープウェー(まやビューライン夢散歩)を使って山頂に行くことができる。六甲山及び六甲山牧場方面からも、バスで山頂に行くことができる。
最寄駅は新神戸駅である。
- 摩耶ケーブル - 摩耶ロープウェー(まやビューライン夢散歩)
- 六甲摩耶スカイシャトルバス
- 阪急バス表六甲線
- 奥摩耶ドライブウェイ
ギャラリー
- Maya3.jpg
国立公園の看板
- はっしゅうれい.JPG
八州嶺碑
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摩耶★きらきら小径
脚注
関連項目
- 六甲トンネル(山陽新幹線) - 当山の真下を貫通している。
- 摩耶 (砲艦) - 帝国海軍の摩耶型砲艦の1番艦。1888年就役
- 摩耶 (重巡洋艦) - 帝国海軍の高雄型重巡洋艦の3番艦。1932年就役。