国道102号

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国道102号(こくどう102ごう)は、青森県弘前市から同県十和田市に至る一般国道である。

概要

青森県津軽地方の中心都市である弘前市[1]から十和田湖を経由して南部地方内陸部の十和田市に至る路線である。

起点の弘前市・国道7号交点から黒石ICまでは、2車線から4車線(または6車線)に拡幅され弘前黒石I.C連絡道路として地域高規格道路に指定されている。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。

歴史

国道指定当初は、八戸市から現在の国道45号により上北郡三本木町[注釈 5]に至り、同町から弘前市までは概ね現在と同等の経路を辿るものであった。1963年(昭和38年)に八戸市から十和田市の区間が一級国道45号への昇格に伴い、残余区間である十和田市から弘前市の区間は起終点を交換し、新たに二級国道102号弘前十和田線(弘前市 - 十和田市)として指定された。

年表

  • 1953年昭和28年)5月18日
    二級国道102号八戸弘前線(八戸市 - 弘前市)として指定施行[5]
  • 1963年(昭和38年)4月1日
    八戸市 - 十和田市が、二級国道111号とともに一級国道45号として指定施行(昇格)[6]。残余区間は起終点を交換して新たに二級国道102号弘前十和田線(弘前市 - 十和田市)として指定施行[7]
  • 1965年(昭和40年)4月1日
    道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道102号として指定施行[8]

路線状況

バイパス

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弘前黒石I.C連絡道路(ひろさきくろいしインターチェンジれんらくどうろ)は、弘前市の起点から黒石市東北自動車道黒石ICに至る延長11kmのバイパス道路[9]の総称である。1994年平成6年)に地域高規格道路候補路線への指定[10]を受け、全線が4車線(市街地は6車線)[11]に整備された。全線が調査区間に指定されたのは 1995年(平成7年)8月23日であるが、整備区間に指定された時期の違いから、弘前市から南津軽郡尾上町(現在の平川市)の起点側3.6kmは弘前尾上(ひろさきおのえ)道路として、同町から黒石市の終点側7.4kmは尾上黒石(おのえくろいし)道路としてそれぞれ整備された。
バイパス道路としてはに東北自動車道黒石ICの開通に合わせて弘前市から黒石市にかけて1986年昭和61年)開通した黒石バイパスを起源としている[9]。当時は全線が暫定2車線での供用であった[9]が、弘前尾上道路は1996年(平成8年)8月20日に整備区間に指定されて1997年(平成9年)度から、尾上黒石道路は1998年(平成10年)12月18日に整備区間に指定されて1999年(平成11年)度から地域高規格道路として4 - 6車線化に向けた事業をそれぞれ開始[12]し、弘前尾上道路は2000年(平成12年)4月に完成し、尾上黒石道路も工事を進め、最後に残された2.4km区間が2004年(平成16年)11月5日に供用を開始したことで全線が4 - 6車線として完成した[11][13]
惣辺バイパス
惣辺バイパス(そうべバイパス)は、十和田市の焼山(やけやま)から惣辺および青橅山(あおぶなやま)を経由して子ノ口(ねのくち)に至るバイパス道路の総称である。国道102号および国道103号に跨がって3区間からなり、2009年現在は第1期の奥入瀬バイパスが供用中、第2期の青橅山バイパスが計画中、第3期の焼山 - 惣辺は名称が決定されていない[14]。本項では惣辺バイパスの概要と奥入瀬バイパスについて述べる。青橅山バイパスは国道103号#バイパスを参照のこと。
本バイパスが建設された背景として、現道に沿って流下する奥入瀬渓流とその周辺は十和田八幡平国立公園に指定[15]されており、行楽シーズンになると多くの観光客が主に自動車で足を運び、都市間を結ぶ幹線道路であることから通過交通も入り乱れ、観光地として駐車場が少ないことから自動車が溢れて渋滞をひき起していた[16]。また、奥入瀬川に沿って設けられた歩道は何度か道路を横断せねばならず、安全性に対しても疑問視されていた[16]。さらに、その中でも奥入瀬渓流は厳格に保護を図る特別保護地区に指定されている[17]が、日本全国に30ある国立公園[18]のうち、特別保護地区の核心を国道が通過することは唯一かつ特異な事例として、排気ガスによる自然への影響を問題視してきた[19]。また、沿線では倒木や土砂災害が頻発しており、代替路としての役割を担うこととした[20]
奥入瀬バイパス
奥入瀬バイパス(おいらせバイパス)は、十和田市大字奥瀬字惣辺から同市大字奥瀬字青橅山に至る延長7.7kmのバイパス道路である。1997年平成9年)に供用を開始した[16]

重複区間

交通規制

奥入瀬渓流エコツーリズムプロジェクト

通行止

  • 日時:10月最終土曜とその翌日の9時から16時。
    • なお、2008年までは10月第3土曜とその翌日に規制を実施した。
  • 規制区間:十和田市惣辺 - 十和田市子ノ口(奥入瀬渓流区間)
  • 規制対象車:マイカー、レンタカー
  • 規制対象外:バス、大型・普通貨物、タクシー、自動二輪等および身障者使用車両
身障者使用車両以外は乗り入れ自粛のこと。
  • 迂回路:十和田市青橅(ぶな)山 - 十和田市子ノ口(七曲区間)
迂回路側はバス、大型・普通貨物通行止め。

冬期閉鎖区間

次の区間で冬期閉鎖を実施。時期は2011年 - 2012年実績による[21][22]

  • 平川市温川 - 十和田市惣辺:11月下旬 - 4月上旬(平川市温川ゲート - 国道454号交点 - 青橅山 - 奥入瀬バイパス)
  • 十和田市青橅山 - 十和田市子ノ口:11月下旬 - 4月下旬

道の駅

地理

日本全国で昭和初期から推進された河水統制事業と関係のある地を通過する。虹の湖を形成する浅瀬石川ダムカルデラ湖の十和田湖である。浅瀬石川ダムは、かつて同事業により日本で初めて着工された沖浦ダム[23]をさらに水没させたダムである。十和田湖も同事業によって三本木原(十和田市)をはじめとした開拓地への灌漑や、電源開発を目的とした開発が計画されていた[24]

通過する自治体

交差する道路

脚注

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注釈

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出典

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関連項目

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  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite web
  5. テンプレート:Wikisource-inline
  6. テンプレート:Wikisource-inline
  7. テンプレート:Wikisource-inline
  8. 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)
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  10. テンプレート:Cite web
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  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
  16. 16.0 16.1 16.2 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「pamphlet」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web
  23. テンプレート:Cite web
  24. テンプレート:Cite web


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