アトリエかぐや
テンプレート:独自研究 テンプレート:美少女ゲームブランド アトリエかぐや(テンプレート:Lang-en-short)は、株式会社アステックトゥーワン(大阪市西区九条南2-16-8ASTECビル)のアダルトゲームブランドである。発売日の延期やバグの存在などアダルトゲームで多発する問題が少ないことや、安定した内容から人気の高いブランドの1つである。
目次
概要
keyに代表される「泣きゲー」とは正反対のエロティズムを重視した作品(いわゆる「抜きゲー」)を多数発売しており、どの作品においても、密度の濃いセックスシーンが多数挿入されている。Berkshire Yorkshireからは、『家庭教師のおねえさん』や『姉汁』等、いわゆる「お姉さん」に特化した作品を発売している。また、卑語を修正するピー音が非常に短く、消すべき音と微妙にずれていることによる「修正されているのに聴き取れる卑語(いわゆるかぐや消し)」を用いたメーカーの先駆けともなっている。
それぞれ堅調な売り上げを維持している一方で、抜きゲーメーカーの壁である3万本を越えるような爆発的なヒット作は生み出せていない[1]。
2010年から2011年にかけ、これまでの堅調な売り上げに貢献していた看板原画家のchoco chipやM&Mが相次いで退社・移籍したため、それ以降はロープライス作品に比重を置いている。また、2011年からは『KAGUYAコレクション』と題して過去作品の廉価版のパッケージ販売やダウンロード販売も行っている。
開発チーム制
2013年(平成25年)現在、以下の開発チームから構成される。
- Honky-Tonk Pumpkin(ホンキートンク パンプキン) - 2007年〜
- P-ch(ピーチ) - 2009年〜 *実質的には外注チーム。
- TEAM Gassa-Q(チーム ガッサ・キュー) - 2012年
- Cheshier cat - 2013年〜
- Fortissimo ff - 2013年〜
- BARE & BUNNY - 2013年〜
開発休止・消滅したチーム。
- TEAM HEARTBEAT(チーム ハートビート) - 2001年〜 2011年
- Berkshire Yorkshire(バークシャー ヨークシャー) - 2001年〜 2011年
- DREIZEHN(ドライツェン) - 2004年〜 2006年
複数の開発チームによる作品製作を行っており、「TEAM HEARTBEAT」と「Berkshire Yorkshire」の2ラインが主力であった。2004年に発足した「DREIZEHN」は開発ペースが遅く、2006年9月に発売した『淫皇覇伝アマツ -白濁の呪印-』以降は作品を発表していない。2007年4月には「Honky-Tonk Pumpkin」による作品が発売された。2009年12月には新たにP-chでの開発が発表され、原画に八宝備仁を迎えている。ただし、「P-ch」だけは社内の他チームとは異なり開発スタッフの大半がCROSSNETで『彼女×彼女×彼女 〜三姉妹とのドキドキ共同生活〜』を制作したωstarのメンバーで構成されており[2]、アトリエかぐやは発売・販売のみ(制作著作はアトリエかぐや P-chと八宝備仁の連名)を請け負っているだけで、実質的には外注チームに近い状況である。また、「P-ch」ではゲームエンジンはアトリエかぐやのアプリケーションではなくFAVORITE VIEW POINT SYSTEMを使用しており、卑語に関しても無修正である。ブランド全体では年間3〜5作品を発表している。
2010年7月、M&Mと並んで長年看板原画家として活躍してきたchoco chipが退社[3]。翌2011年8月には企画担当にあった桐生タツヒコらが退社し、新規ブランド「アストロノーツ」を立ち上げた[4]。M&Mをはじめ数人の原画家やシナリオライター等、「TEAM HEARTBEAT」を構成するメンバーの大半が退社して「アストロノーツ」へ移籍したため、「TEAM HEARTBEAT」は事実上の消滅とみられる。他にも低価格ブランドのゲームを担当していた原画家やシナリオライター等も、同社へ移籍している。
2012年9月、公式サイトのリニューアルと同時に3年ぶりの新チーム「TEAM Gassa-Q」の始動が発表されたが、翌月にはメイン原画家の1人であった坂上海も退社したことを発表した。翌2013年春には、新チーム「Cheshier cat」・「Fortissimo ff」の2チームの始動が発表された。また「Fortissimo ff」のデビュー作『プレスタ〜Preciouas Star's フェスティバル〜』にはchoco chipがSD原画担当[5]として約3年ぶりに開発に携わる事になり、choco chip本人もアトリエかぐやへの復帰を発表している。同年11月には新チーム「BARE & BUNNY」の始動が発表され、choco chipがメイン原画として復帰した。チームの作風としては、かつての「Berkshire Yorkshire」の代表作である『姉三部作』を踏襲するようである。
沿革等
草創期
作品としては『まもってあげたい。 〜Dear My Master〜』から3作目の『少拘女 〜私を忘れないで〜』まで。参入直後で知名度も低く、3作品とも売り上げは芳しくなかった模様。
『最終痴漢電車』〜『恥辱診察室』
原画の固定、チーム分業制、抜きゲー色の強化などブランドの方向性を決定した時期。『最終痴漢電車』で一定の成功を収め、以降の基礎となった。
『人形の館』と『妹汁』
『人形の館』では声優陣を刷新し、抜きゲーメーカーとしてのブランドを確立した。一方BYは『妹汁』によってそれまでの陵辱色を消し、コメディ重視の方向を打ち出した。
姉三部作
『ナースにおまかせ』・『家庭教師のおねえさん』・『姉汁』の3作品のこと。HBにブランド力でやや劣っていたBYだが、この3作品で一気にHBと肩を並べる。この時期、HBも相変わらず堅調を維持していたため、結果としてかぐや全体の売り上げが大きく底上げされた。また後に発売された『艶女医』も姉三部作と同じ作風で作られており、場合によっては四部作とも呼べる。
最終痴漢電車シリーズ
HBが製作している『最終痴漢電車』・『最終痴漢電車2』・『最終痴漢電車3』の3作のこと。1の主人公・天野哲雄が発案した『最終痴漢電車』を、やがてある組織が一機関として継承し、シリーズを通して『最終痴漢電車』なる巨大な組織が暗躍する形で、登場人物達がその組織に巻き込まれる姿が描かれている。1・2に登場する松尾平蔵、2の田村貞治と3のTamuraは同一人物である。そして2から数年の月日が経ち、3の物語がはじまった設定になっている。
アイオーン・シリーズ
『マジカルウィッチアカデミー』・『淫皇覇伝アマツ』・『ダンジョンクルセイダーズ』・『ダンジョンクルセイダーズ2』・『マジカルウィッチコンチェルト』のアイオーン中央大陸周辺を舞台にした5作品のこと。元々はHBの『マジカルウィッチアカデミー』とDZの『アマツ』の世界観をひとつにしたのがはじまりで、後にHBの『ダンジョンクルセイダーズ』の初回版に同梱された設定集の『精霊暦年表』にて正式に統一された。ちなみに『マジカルウィッチアカデミー』・『ダンジョンクルセイダーズ2』・『マジカルウィッチコンチェルト』を基準にすると、『アマツ』はそれより500年前、『ダンジョンクルセイダーズ』は100年前の物語となっている。
作品一覧
作品のアニメ化
アダルトアニメとして下記の作品がアニメ化されている。
- 人形の館
- 恥辱診察室
- 妹汁
- 女教師
- 最終痴漢電車1〜2
- 人妻コスプレ喫茶
- 姉汁
- マジカルウィッチアカデミー
- 家庭教師のおねえさん
- 人妻コスプレ喫茶2
- 家庭教師のおねえさん2(アニメオリジナル)
- 姉汁2
- 霧谷伯爵家の六姉妹
- 最終痴漢電車3
- 禁断の病棟 〜特殊精神科医 遊佐惣介の診察記録〜
脚注
外部リンク
- アトリエかぐや公式ホームページ - (年齢認証あり)
- アニメ発売元