ショムニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月12日 (火) 07:06時点におけるワーナー成増 (トーク)による版 (外部リンク: テンプレートに差し替え。)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Sidebar with collapsible listsショムニ』は、安田弘之作の漫画、および同作を原作としたテレビドラマ、劇場映画

概要

講談社の『モーニング』で公募最優秀作として読みきり掲載され、大きな反響を得て長期連載された。現在は、単行本化・文庫本化されている。とある商事会社にある、落ちこぼれ社員が集められた「庶務二課」(略称「ショムニ」、これがタイトルの由来)に勤めるOLたちの人間模様を描いたコメディ。

1998年より江角マキコ主演でフジテレビにてドラマ化された。また同年、遠藤久美子高島礼子の主演で映画化された。映画版は比較的原作に忠実だが、ドラマ版はストーリー展開や登場人物の役名・キャラクター設定などに大幅な変更が加えられている。また、一話完結形式である。ドラマ版の詳細は『ショムニ (テレビドラマ)』を参照。

2013年現在、版権は講談社からメディアファクトリーに移っている(テレビドラマ『ショムニ2013』公式サイトより)。

登場人物

塚原佐和子 (つかはら さわこ)
本来の主役。温和だが地味で人付き合いができないという事でショムニに廻され、坪井千夏に鍛えられる。踊りの才能がある(らしい)。
坪井千夏 (つぼい ちなつ)
ショムニのボス。口は悪く女王気質で色々な男友達(下僕)がいる。両親からは勘当されている。昔は今からは想像出来ない位の大人しい少女だった。テレビドラマ版の強烈な役回りから主人公ではないかと思われているが実際は異なる。
日向知世 (ひむかい ちよ)
ショムニのメンバー。フルネームを一発で読める人は少ない。仕事は出来るが上司との衝突でショムニに廻された。人事部の陰謀でショムニを出る。
宮下佳菜 (みやした かな)
ショムニのメンバー。愛称は「カナさん」(年上の坪井千夏ですらそう呼んでいる)。1年で2回離婚している魔性の女。美人なので人気があり、会社の上司とも付き合っている。血を見ると逆上する。占いや宝石鑑定もできる。
徳永佳代子 (とくなが かよこ)
ショムニのメンバー。関西弁でおしゃべりでウソツキ。彼氏持ち。
丸橋由美子 (まるはし ゆみこ)
人事部の陰謀で日向知世の代わりにショムニにやってくる。メルヘングッズで机の周りをコーディネートしている(日々変化させている)。後に特務課の穴熊と付き合うことになる。
右京友宏(うきょう ともひろ)
東京大学卒の若手エリート。塚原がひそかに思いを寄せる。それなりに仕事が出来る様だが、自意識はそれ以上に過剰で、そのプライドが傷付くのを恐れるため、失敗を避けようとする。資産家の母親や満帆商事社長、それに千夏まで、彼のそうした性格を直そうとする。

映画

テンプレート:Infobox Film 劇場映画版は1998年11月28日に全国松竹系で公開。テレビドラマ版と関連のない映画オリジナル版であり、内容はむしろ漫画に近く、劇中での時間経過は2日間である。松竹の単独製作であり、テレビドラマ版を制作したフジテレビは関与していない。主役の坪井千夏役は、当初はテレビドラマ版と同様に江角マキコを予定していたが、映画版の製作決定自体が急だったためスケジュール上の折い合いがつかず、高島礼子が主演となった。内容は原作に忠実だったものの、ヒットしたテレビドラマ版の要素が無かったため、一般には受けが悪く、この年公開された日本映画の人気投票では、下から数えた方が早い程の低人気で終わった。映画雑誌『キネマ旬報』の1999年1月上旬号では同じフジテレビのドラマの映画化でありながら、大ヒットした東宝系の『踊る大捜査線 THE MOVIE』に対して、なぜヒットしなかったかを比較する記事が掲載されたほどであった。

出演者

スタッフ

関連商品

  • ビデオ・DVD「ショムニ」(1999年

関連項目

外部リンク

テンプレート:Asbox