ダウ・ジョーンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Infobox ダウ・ジョーンズ(Dow Jones & Company, Inc.)は、アメリカの経済関連の出版社で、世界最大の経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル」の発行元である。
沿革
1882年にチャールズ・ダウ、エドワード・ジョーンズ、チャールズ・バーグストレッサーの3人が出資してニューヨーク証券取引所の近接地に設立したのが始まりで、当初は手書きの経済ニュースレターをウォール街の経済関係者に配布することに始まり、1889年7月に「ウォールストリート・ジャーナル」が創刊される。
1896年には「ダウ平均」と呼ばれる「ダウ・ジョーンズ工業平均株価」という制度を設け、ニューヨーク株式の指針として幅広く活用されるようになる。
1999年からスイスSAM社と共同で提供する株式指標DJSI (Dow Jones Sustainability Index)は、SRI(社会的責任投資)の世界的な指標となっており、日本からは日立製作所、三菱東京UFJ、三菱商事、NTTドコモ、三菱地所、伊藤忠商事、アステラス製薬等が選定されている(毎年入替あり)。
2007年にニューズ・コーポレーションにより買収され、現在はニューズ・コーポレーションの子会社である Ruby Newco LLCの完全子会社である。現在は20種を超える新聞や雑誌、経済情報媒体を機関投資家や個人投資家向けに提供しているほか、マネーロンダリング対策データベースサービスやグローバルメディア分析サービス、企業、業界、役員情報検索サービスなども提供している。
提供情報及び媒体
- ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)
- バロンズ・マガジン(Barron's Magazine)
- ダウ・ジョーンズ・ニューズワイヤーズ(Dow Jones Newswires)
- ファクティバ(Factiva)
- ダウ・ジョーンズ工業平均株価(Dow Jones Industrial Average)
- ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ・インデックス(Dow Jones Sustinability Index)