九十九島号
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九十九島号(くじゅうくしまごう)は、西日本鉄道、西肥自動車が運行していた、福岡県北九州市の砂津バスセンターと長崎県佐世保市の佐世保バスセンターを結ぶ高速バスである。
利用客減少や燃料費高騰による経費増により、路線維持が困難な状況に至り、2008年5月19日に路線廃止となった。[1]
当項目では廃止時点の概要を記す。
沿革
- 1991年7月20日 - 運行開始。
- 2004年11月1日 - 停車地に高速千代ニュータウン、高速基山、高速神埼を追加。
- 2006年4月1日 - 佐世保行きの停車地を鞍手パーキングエリアから直方パーキングエリアに変更。北九州行きと同一化。
- 2008年5月19日 - 路線廃止。
停車箇所
- 福岡県
- 砂津(北九州市小倉北区)
- 小倉駅前(北九州市小倉北区)
- 平和通り(北九州市小倉北区)
- 三萩野(北九州市小倉北区)
- 黒崎インター引野口(北九州市八幡西区)
- 高速千代ニュータウン(北九州市八幡西区)
- 直方PA(直方市)
- 若宮IC(宮若市)
- 高速宇美(糟屋郡宇美町)
- 佐賀県
- 長崎県
※福岡県・長崎県の同一県内(砂津~宇美間及び波佐見有田IC~佐世保バスセンター間)のみの利用は不可。佐賀県内の2停車地は両方向とも乗降可能。
所要時間・運賃
- 砂津~佐世保バスセンター - 2時間35分、3,200円
- 全席予約指定制なので、乗車前に乗車券を買わなければならない。
- SUNQパス発売当初より利用可能であった。
車内設備
- ハイデッカー、3列(1+2列)シート
- 化粧室
- テレビ・ラジオ
その他
- JR九州が博多駅~佐世保駅間で運行している特急「みどり」の愛称を、このバスの名前と同じ「九十九島」に改称しようという運動が、2001年に佐世保市民の間で起こった。市民による署名もJR九州に提出されたが、2012年現在もこの改称は実現していない。