カレー (フランス)
フランス > ノール=パ・ド・カレー地域圏 > パ=ド=カレー県 > カレー テンプレート:Communefra カレー(フランス語:Calais、オランダ語:Kales、西フラマン語:Cales)は、フランス北部パ=ド=カレー県の都市。ドーバー海峡(カレー海峡)の海底を英仏海峡トンネルが通りイギリスのフォークストンと結んでいる。
フェリー港や貿易港として栄えているが最近は40km離れた位置にあるダンケルクにその役割を奪われつつある。
地理
カレーは、イギリス海峡が北海と交わる地点に面している。イングランドへ発つ船の港として、長い間栄えてきた。コミューンの中心部や北と西は、数箇所の砦によって守られている。
歴史
古代ローマ時代から、ブリテン島を結ぶ中継地として栄えてきた。百年戦争中の1347年、長期間の包囲の末、イングランド軍によりカレーは占領された。サン・ピエールと5人の市民が、イングランド王のエドワード3世の前に出頭し他の市民を救った。この逸話はロダンの彫刻『カレーの市民』の題材となっている[1]。百年戦争の敗北で、1453年以降カレ-は大陸における唯一のイングランド領となり、下院に議員を送っていた[2]。1558年1月7日、ギーズ公フランソワがイングランドからカレーを奪還した。16世紀末には一時スペイン領となるが、1598年にヴェルヴァン条約によってフランスに返還された[3][4]。第一次世界大戦や第二次世界大戦では戦地となり、街は破壊された。
スポーツ
サッカークラブ、カレーRUFC(Calais RUFC)の本拠地。2000年のフランス・カップで、仕事を掛け持ちする選手ばかりの4部リーグ所属ながら、2部のカンヌを1-1(PK4-1)、1部のストラスブールを2-1、ボルドーを延長戦の末3-1で破り決勝まで進出。決勝のナント戦でも前半34分に先制ゴールを決めたものの後半に追いつかれ、試合終了間際にPKを決められ1-2で敗れた。
姉妹都市
- テンプレート:Flagicon デュースブルク、ドイツ
- テンプレート:Flagicon ドーバー、イギリス
- テンプレート:Flagicon リガ、ラトヴィア
- テンプレート:Flagicon ヴィスマール、ドイツ
- テンプレート:Flagicon ブライラ、ルーマニア
- テンプレート:Flagicon バルデヨフ、スロバキア
- テンプレート:Flagicon ファンガ、マリ共和国