沢辺駅
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沢辺駅(さわべえき)は、宮城県栗原市金成沢辺木戸口にあったくりはら田園鉄道くりはら田園鉄道線の駅。2007年、路線の廃止に伴い廃駅となった。
概要
2005年の合併まで存在した金成町の中心的な駅であり、くりはら田園鉄道の中では数少ない有人駅となっていた。また、この駅では末期まで列車交換が行われた。
駅前から東北新幹線のくりこま高原駅と連絡するバス「栗夢号しゃとる」が発着していたが、2006年9月30日をもって廃止された。
この駅は国鉄バスも発着していたことから、窓口は(自)沢辺駅(自動車駅)としての営業もあった。1968年には仙台盛岡急行線が新設され、当駅には特急バスも発着するようになったが、JRバスによる運行は1999年に廃止、東日本急行・ミヤコーバスも当線の廃止を機に乗り入れを取りやめ、バスターミナル機能は金成総合支所前(東日本急行は金成庁舎前)へと移された。
廃止後しばらくは駅舎がその姿をとどめていたが、のちに解体された。解体後の部材は、保存活動の拠点となる若柳駅駅舎の復元に活用されている[1]。
駅構造
2面3線のホームを持つ地上駅。線路は東西に走り、木造の駅舎を南側に設置、出入口はこの一箇所であって、北側へは駅の西にある構内踏切を渡って通行した。駅舎の前に駅前広場がある。
駅周辺
駅の周辺は沢辺の市街地である。西から南東に流れる三迫川の北岸に近い。西約1キロメートルに達田橋があり国道4号を渡す。この橋から駅までが沢辺の町の中心となる商店街である。駅の北西約500メートルの町はずれに栗原市役所金成総合支所があり、2005年の合併まで金成町役場であった。水田地帯を隔てて北に約1キロメートルに金成の市街地の端がかかり、金成の中心部までは駅から約1.5キロメートル離れている。
歴史
隣の駅
脚注
- ↑ 編集長敬白:くりはら田園鉄道は今…。
- ↑ 寺田裕一『私鉄の廃線跡を歩くI 北海道・東北編』、JTBパブリッシング、2007年、168p。ISBN 978-4-533-06847-8