村上淳一
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テンプレート:BLP unsourced 村上 淳一(むらかみ じゅんいち、1933年3月31日 - )は日本の法学者。東京大学名誉教授。専門は比較法、ドイツ法。京都府生まれ。日本におけるドイツ法研究の第一人者。日本学士院会員。東京高等裁判所長官や最高裁判所長官を歴任した村上朝一の長男。
略歴
学歴
- 1956年 東京大学法学部第1類卒業
職歴
- 1956年 東京大学法学部助手
- 1959年 東京大学法学部助教授
- 1969年 東京大学法学部教授
- 1993年 桐蔭横浜大学法学部法律学科教授、東京大学名誉教授
- 2006年9月 桐蔭横浜大学終身教授
- ドイツ連邦共和国連邦功労勲章大功労十字章 (2006年)
日独法学会、日本ドイツ学会、ドイツ比較法学会に所属。
著書
単著
- 『<法>の歴史』(東京大学出版会、1997年)
- 『ドイツ市民法史』(東京大学出版会、1985年)
- 『「権利のための闘争」を読む』(岩波書店、1983年)
- 『ドイツ現代法の基層』(東京大学出版会、1990年)
- 『仮想の近代』(東京大学出版会、1992年)
- 『システムと自己観察』(東京大学出版会、2000年)
編著
- 『法律家の歴史的素養』(東京大学出版会、2003年)
共編著
訳書
- クヌート・ヴォルフガング・ネル『ヨーロッパ法史入門』(東京大学出版会、1999年)
- ヴィレム・フルッサー『サブジェクトからプロジェクトへ』(東京大学出版会、1996年)
- ヴィレム・フルッサー『テクノコードの誕生』(東京大学出版会、1997年)
- ノルベルト・ボルツ『意味に餓える社会』(東京大学出版会、1998年)
- ノルベルト・ボルツ『世界コミュニケーション』(東京大学出版会、2002年)
- ニクラス・ルーマン『社会の教育システム』(東京大学出版会、2004年)
- ニクラス・ルーマン『ポストヒューマンの人間論』-後期ルーマン論集-(東京大学出版会、2007年)
論文
- 「近代化と合理主義・反合理主義」『北大法学論集』第41巻第5・6合併号(1991年)
- 「サヴィニーの民事訴訟」『日本學士院紀要』第58巻第1号(2003年)
- 「グローバル化と法」『日本學士院紀要』第60巻第1号(2005年)
- 「「ポリコンテクスチュラリティー」とはなにか?」『日本學士院紀要』第63巻第1号(2008年)
学外における役職
- 日独法律家協会会長
門下生
- 高見澤磨 - 東京大学教授
- 守矢健一 - 大阪市立大学教授テンプレート:People-substub