改憲
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改憲(かいけん)には以下の意味がある。
概要
憲法の条文について、変更すべき点があるとする主張ないし政治的立場のことを指す。各国の憲法に対してそのような主張、政治的立場がありうるが、以下では日本国憲法に関しての主張・政治的立場について簡単に記載する。
具体的な主張としては種々ありうるが、例えば以下のような主張が含まれる。
- 自衛隊を軍隊として位置づける観点からなす主張
- 家庭の重要性について明記する観点からなす主張
- 環境権等の新しい人権を明記する観点からなす主張
- 天皇を明文規定で元首化し、権威権限を強化する観点からなす主張
- 天皇制解体を行い、共和制に移行する観点(天皇制廃止論)からなす主張
- 社会主義/共産主義化を実施する観点からなす主張
近年の政治状況から右派・保守派が改憲派とされることが多いが、上記にもある通り左派・革新的な立場から改憲を主張することも可能であり、特定の政治的立場をさす語としては元来適切とはいえない。なお、革新的な立場から天皇制の廃止を主張する人々は天皇がいる状態では立憲政治を行いえないとする立場の護憲派であると同時に、天皇に関する条文を憲法改正を通して削除するという改憲派である場合もある。この種の人々は、「護憲派」と表明している。
なお、改憲派が日本国憲法改正に対してどのような主張を行っているか、その主張に対してどのような反対意見があるかなどの詳細については、憲法改正論議を参照のこと。