弁天島駅
弁天島駅(べんてんじまえき)は、静岡県浜松市西区舞阪町弁天島にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する高架駅。ホーム幅が広く、ホーム上に駅舎及び改札口、待合所がある。階段を下り、線路をくぐるとキヨスクがある。駅の出口は国道1号に面している。
東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、鷲津駅が当駅を管理している。早朝・深夜は無人となる。みどりの窓口設置駅。
毎年7月上旬に弁天島花火大会が開催される際には、当駅始発・終着の臨時列車が多数運転される。これらの列車は、当駅西隣の新居町駅か当駅東隣の舞阪駅まで回送されて折り返す。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color東海道本線 | 上り | 豊橋・名古屋方面[1] |
2 | テンプレート:Color東海道本線 | 下り | 浜松・静岡方面[1] |
利用状況
「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1993年 | 1,444 |
1994年 | 1,604 |
1995年 | 1,455 |
1996年 | 1,394 |
1997年 | 1,310 |
1998年 | 1,402 |
1999年 | 1,122 |
2000年 | 1,121 |
2001年 | 1,056 |
2002年 | 1,051 |
2003年 | 1,278 |
2004年 | 1,432 |
2005年 | 1,174 |
2006年 | 1,165 |
2007年 | 1,144 |
2008年 | 1,102 |
2009年 | 1,024 |
2010年 | 988 |
2011年 | 982 |
2012年 | 1,025 |
駅周辺
名所・史跡・施設
- (民間施設、医療機関、金融、一部宿泊施設、学校、交番を除く)
- 東海道舞阪宿
- 東海道舞阪宿脇本陣
- 郷土資料館
- 史跡 北雁木
- 一里塚
- 岐佐神社
- 稲荷山神社
- 弁天神社
- 水神宮
- 渚園運動場
- 浜名湖ガーデンパーク(浜名湖花博会場跡地)
- 東海道松並木
- 浜名湖
- 弁天島海水浴場
- 弁天島マリーナ
- 弁天島温泉
- 舞阪漁港
- 弁天島海浜公園
- 舞阪灯台
- 浜松市舞阪協働センター
道路・鉄道
路線バス2路線及びシャトルバス、タクシーはいずれも、駅出口にてキヨスクの反対方向へ、歩道沿いに歩くと一般車を含めた駐車帯(発着場)がある。
- 国道1号
- 静岡県道323号舘山寺弁天島線(二番鉄橋下 - 中ノ島大橋)
- 東海道新幹線(駅のすぐ側を通過する)
バス路線
路線バス
遠州鉄道バスの浜名線・舘山寺線が弁天島温泉バス停(弁天島駅前)に停車する。
- 浜名線(10番)
- 舞阪協働センター・坪井・可美経由浜松駅行き
- 舞阪小学校・坪井・可美経由浜松駅行き
- 新居町駅・鷲津駅経由湖西市役所前行き
- 浜松市から湖西市(現在)の間のバス路線、弁天島からは大正12年の浜松市市街自動車商会の定期バスが最初、戦争中のバス会社統合により遠州鉄道となる。昭和34年豊橋⇔浜松間の快速バスを運転。昭和39年に弁天島水族館路線、昭和49年に舞阪町内4系統が出来る。平成21年舞阪小学校下りバス停が道路植え込みのため取り壊された。しかし、旧暦の9月14日、15日の舞阪本町の祭りのため臨時バス停がここに仮設された。いまは、舞阪町内経由が主軸である。朝1本上りバスのみ舞阪小学校前にとまる。浜名線は2013年に90周年を迎えた。
- 館山寺線(30番)
その他
- 館山寺温泉シャトルバス
- タクシー
このほか、近隣に弁天島海浜公園駐車場・渚園駐車場・乙女園公園駐車場がある。
歴史
弁天島の歴史上、舞阪町と新居町との土地争いのため、御料地として扱われていた。明治32年に地元に払い下げられたが、御料地になる前の状態で払い下げられた(明治14年以降の問題)ため、再度紛争となる。明治23年の地図では、現西浜名橋相当の現3番鉄橋中央西が、新居町(現湖西市)と舞阪町(現浜松市)となっている。舞阪町史 中巻 P357 図17 大正15年に新居町の弁天島島の半分は、現在の新弁天との交換が、浜名郡の指示のもと、両町は異議なしをもって、昭和17年に新居町の弁天島部分が舞阪町に編入になった(注:弁天島駅が建設当時新居町であったとの記録は、舞阪町史にはなく、最初から舞阪町であったことを前提にしている)。また、新居町駅が出来た時点から実質的には、舞阪中心の客、また、大正5年の駅舎建設に伴っては、舞阪町側が負担(現在は3代目)。このころから、実質舞阪町の中心駅であった。
沿革
- 1906年(明治39年)
- 1907年(明治40年)6月15日 - 弁天島仮停車場(仮駅)として再開業(夏季のみの営業の臨時駅)[4]。
- 1916年(大正5年)9月1日 - 駅に昇格、弁天島駅(2代目)開業(通年営業開始)[5]。荷物の取扱を開始。
- 1972年(昭和47年)4月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
- 2008年(平成20年)3月1日 - TOICAのサービス開始。
隣の駅
- 東海旅客鉄道
- テンプレート:Color東海道本線
- テンプレート:Color特別快速・テンプレート:Color新快速・テンプレート:Color区間快速・テンプレート:Color普通
脚注
関連項目
テンプレート:東海道本線 (JR東海)- ↑ 1.0 1.1 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2011年1月現在)。
- ↑ 「逓信省告示」『官報』1906年6月11日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ↑ 3.0 3.1 『帝国鉄道庁年報』明治39年(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
- ↑ 「逓信省告示」『官報』1907年6月7日(国立国会図書館デジタル化資料)1909年にも同文の告示が掲載されている「鉄道院告示」『官報』1909年4月17日
- ↑ 「鉄道院告示」『官報』1916年8月30日(国立国会図書館デジタル化資料)