シロガシラ
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テンプレート:生物分類表 シロガシラ(学名:Pycnonotus sinensis)は、スズメ目ヒヨドリ科に分類される鳥類の1種。ヒヨドリの仲間。名前の由来は、頭頂部が白いことより。
分布
日本では南西諸島に限定する。日本国外では、中国南部を中心に多数生息している。八重山諸島(石垣島・西表島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島)に留鳥として生息する日本固有の亜種ヤエヤマシロガシラ (P. s. orii) とは異なる台湾原産の亜種タイワンシロガシラ (P. s. formosae) の人為的に持ち込まれたと考えられる個体群が沖縄本島南部で繁殖し、作物への食害を起こしている[1]。
生態
ヒヨドリの近縁種であるが、ヒヨドリの甲高い耳障りなさえずりとは異なり、ツグミ類にも似た美しく、また複雑なさえずりをする。この種は何通りものさえずりのパターンを持っている。
人にそれほど警戒心を示さず、高い樹上や電線の上などの見通しの良い場所に好んで止まる。
Sibley分類体系上の位置
保全状態評価
脚注
- ↑ 「シロガシラの被害拡大 悲鳴あげる農家」琉球新報、1997年3月5日
- ↑ テンプレート:IUCN2006 Database entry includes justification for why this species is of least concern