小松島市運輸部
小松島市運輸部(こまつしましうんゆぶ)は、徳島県小松島市が運営する路線バス・貸切バス部門。
概要
路線バスは小松島市にくまなく路線を延ばしているが、小松島市の公営バスでありながら、徳島市を北上し徳島駅まで直通するという珍しい運行形態をとる路線がある(2012年10月現在、2路線15往復)。
かつては、小松島市内輸送はもちろん、南海フェリーの利用者輸送も担っていた。しかし、神戸淡路鳴門自動車道全通後、南海フェリーが徳島フェリーターミナル発着になったこと、JR牟岐線の新駅開業や高性能気動車(1000形・1500形)導入による速達化による利用者のシフト、急速な車社会の進行、少子高齢化などにより、路線バス乗客数は減少、収益も減少している。一方で、貸切バス事業に力を入れており、近年、徳島県内では、徳島バスに次ぐシェアを持っている。
近年、路線用としてノンステップバスの新車(三菱ふそう・エアロミディ、いすゞ・エルガミオ)を5台導入している。また、徳島県内のバス事業者としては、唯一英語での停留所案内が流れる。
最近では公営事業者としては珍しくツアーバスの運行受託も行っており、主に海部観光の主催ツアーバス「MYエクスプレス」の運行受託[1]を行っている。これに関連して、2011年には在籍するいすゞ・ガーラ1台が海部観光カラーに変更された。
2012年10月に路線再編が行われ、徳島駅前発着便が和田島線と立江線のみとなり大幅に縮小された。また再編後は実証試験運行(1年程度)として、小松島市役所やミリカホールなど市内中心部を結ぶ路線を新設した。和田島線は、和田島ニュータウン内に停留所を新設、公共交通空白地域となっていた大場目佐地域に小松島発着の系統を新設した。
2015年4月から徳島バスが委託を受けて運行する予定。
バス路線
2012年10月現在、3路線5系統で運行されている。
和田島線
- 和田島線
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田 - 日赤前 - 南千歳橋 - 市役所前 - 金磯 - 赤石 - 坂野 - 和田島
- 目佐和田島線
- ミリカホール前 - 日赤前 - 南千歳橋 - 市役所前 - 金磯 - 赤石 - 大林 - 大場目佐 - 坂野 - 和田島
立江線
- 立江線
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田 - 日赤前 - 南千歳橋 - 小松島高校前 - 芝生 - 田野 - 立江西 - 萱原
- 小松島立江線
- 市役所前 - ミリカホール前 - 日赤前 - 南千歳橋 - 小松島高校前 - 芝生 - 田野 - 立江西 - 萱原
田浦線
- 田浦線
- 市役所前 - ミリカホール前 - 日赤前 - 南千歳橋 - 日開野東 - 児安小学校前 - 田浦 - 井口
路線再編について
2012年10月、路線再編により徳島駅発着便は大幅に縮小された[2]。
休止(事実上廃止)された系統
- 小松島線
- ミリカホール行(方向幕は「小松島」)
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田 - 日赤前 - ミリカホール前
- バイパス経由・ミリカホール行(方向幕は「小松島」)
- 徳島駅前 - 文理大学西口 - 大松町 - 日開野東 - 南千歳橋 - 日赤前 - 営業所前 - ミリカホール前
- グランド前行
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田旧道 - 日赤前 - ミリカホール前 - グランド前
- 競輪場行
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田 - 日赤前 - ミリカホール前 - 二条通 - 市役所前 - 競輪場前
- 大工町経由・徳島駅前行
- ミリカホール行(方向幕は「小松島」)
- 立江線
- 日開野バイパス経由・徳島駅前行
- 赤石・大林線
- 赤石・大林行
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田 - 日赤前 - 南千歳橋 - 市役所前 - 金磯 - 赤石 - 赤石団地前 - 大林
- 赤石・大林行
- 和田島線
- 和田島郵便局経由・和田島行
- 田浦線
- 田浦・井口行
- 徳島駅前 - 県庁前 - 津田二丁目 - 論田 - 中田 - 営業所前 - ミリカホール前 - 二条通 - 南千歳橋 - 日開野東 - 児安小学校前 - 田浦 - 井口
- 田浦・井口行