検死
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検死(けんし、テンプレート:Lang-en-short)は、死体を検分すること。日本では「検死」という法律用語は無いので明確な定義はない。検屍とも書く。
一般に以下の3つの概念を包括した用語。
- 検視(External examination on Forensic autopsy)
- 検察官またはその代理人として検察事務官や司法警察員(検視官)が、異状死体に対し犯罪性の有無を捜査する作業を指す。日本の法律上では刑事訴訟法第229条に基づいて実施される。解剖は施行されず、遺体の状態や周囲の状況を検分し調査し判断する。
- 検案(External examination on Clinical autopsy)
- 医師が死体に対し、臨床的に死因を究明する作業を示す。日本の法律上では医師法第19条に基づいてこれにより死体検案書を交付する。犯罪性の有無に関わらず、外傷性なのか、病死なのか死因を医学的臨床的に評価することである。画像検査・血液検査等も含めて臨床的に判断する。オートプシーイメージング(AI:画像検死)等も含まれる。
- 解剖(Internal examination on autopsy)