ミッドナイトジャーナル (NHK総合)
『ミッドナイトジャーナル』(英称:MIDNIGHT JOURNAL)は、1990年4月から1993年3月までNHK総合テレビで放送された深夜の総合ニュース番組。
概要
共に前年度まで放送されていた『NHKナイトニュース』と『スポーツタイム』が統合され、ワイド番組化したものがこの『ミッドナイトジャーナル』である。番組タイトルに「ニュース」を冠していない報道番組は放送当時の主流だったが、NHKの歴史では珍しい。
番組立ち上げ当初は23:00 - (翌日)0:30までという、NHKの歴史でも例のなかった日をまたいでのニュースワイドを目指す予定だったが、予算と編成スケジュールの都合で撤回され、23:00 - 23:57:30 (1991年4月以降は23:50までに短縮し、その後はローカルニュースとなる)の放送に変更された。2007年4月3日スタートの新番組『(きょうの)ニュース&スポーツ』=『スポーツ&ニュース』のリニューアル版は午前1時に行っていた10分の定時ニュースを統合するため、NHK史上初の日またぎ報道番組となる。0時をまたぐと「きょうの」のクレジットが外れる。
当時はまだNHKのテレビジョン放送は「有事・特別編成以外24時終了」の原則があったため、放送開始から1年間はこの番組の終了とともに君が代が流れ、停波していたことになる。
総合司会はノンフィクションライター・山根一眞と、NHKアナウンサー(当時)の道傳愛子・宮川俊二。番組はその日のまとめのニュース、ニュース解説、スポーツニュース、特集の4本柱で構成された。特集では、曜日により邦楽、洋楽、クラシック、ジャズなどの名盤紹介をするなど、NHKの報道番組としては異色の存在だった。
1993年4月からニュース・スポーツのコーナーを外し特集コーナーに特化した情報番組ナイトジャーナル(司会:秋尾沙戸子)に継承し終了した。これに伴いスポーツタイムの放送が再開され、23:00からの定時ニュース枠(NHKニュース11の前身)を新設している。
関西地区での差し替え放送
1990年度の毎週金曜日の放送に限り、NHK大阪放送局と近畿圏内各局では、番組の後半(概ね23:30前後)で東京からのネットを終了し、以後通常週は「西日本経済ウィークリー」、最終金曜のみ「アジアマンスリー」という番組をコンプレックスという形で放送し、その後大阪のスタジオから全国のニュースを補完するという形を採っていた。