観月橋駅

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観月橋駅(かんげつきょうえき)は、京都府京都市伏見区豊後橋町にある、京阪電気鉄道宇治線である。

国道24号宇治川を跨ぐ観月橋のすぐ東側に所在する。観月橋の名称の由来は豊臣秀吉が現在の月橋院で催したといわれる月見の宴である[1]

歴史

  • 1913年大正2年)6月1日 - 京阪宇治線開通と同時に開業する。
  • 1943年昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急電鉄)の駅となる。
  • 1945年(昭和20年)
    • 9月15日 - 輸送混乱防止のため、使用を中止する。
    • 11月8日 - 営業を再開する。
  • 1949年(昭和24年)12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。
  • 1961年(昭和36年)9月16日 - 第2室戸台風により16時30分より全線運転停止、その後、強風により駅舎が半壊[2]
  • 1981年(昭和56年) - プラットホームに視覚障害者用誘導ブロックを新設する[3]
  • 1987年(昭和62年)9月 - 宇治行きホームに車椅子対応のスロープが設置される[4]

駅構造

相対式2面2線のホームを持つ地上駅である。

中書島方の国道24号線観月橋北詰(ホーム中書島寄り)に改札口がある。改札口は上下線別で、改札内で互いのホームを行き来することはできない。宇治方面の改札口には早朝深夜を除き駅員が配置されている。

駅の中書島方にある踏切には、隣接する観月橋北詰交差点に設けられた信号機が連動(踏切信号)している。

のりば

1 テンプレート:Color宇治線(上り) 中書島淀屋橋中之島線出町柳方面
2 テンプレート:Color宇治線(下り) 六地蔵宇治方面

案内サインは上記の通りであるが、上り列車は中書島駅までの運転のため、淀屋橋・中之島線方面と出町柳方面は中書島駅で乗り換えとなる。なお、両ホームとも有効長は5両である。

駅周辺

[1]

  • 宇治川
  • 伏見公園
  • 西運寺 : 「狸寺」の通称をもつ。
  • 月橋院 : 豊臣秀吉が月見の宴を催したことが寺名の由来とされる。
  • 大光明寺陵 : 北朝第2代光明天皇と第3代崇光天皇、さらに伏見宮家第2代の治仁(はるひと)親王を合葬した陵墓。
  • 伏見簡易裁判所
  • 京都外環状線
  • 観月橋・新観月橋国道24号
  • 澱川橋梁近鉄京都線
  • 桃山温泉 月見館 : 明治時代に創業した、宇治川のほとりにある料亭旅館。1937年建築の建屋が登録有形文化財に指定されている[5]
  • 京都市立桃陵中学校 : 校内に「維新戦跡」の石碑がある。
  • 京都市立向島小学校 : 宇治川を挟んで南東側に所在する。
  • 京都市立向島南小学校 : 宇治川の南側・澱川橋梁の西に所在する。

駅周辺における交通問題

テンプレート:出典の明記

駅周辺の放置自転車問題

観月橋をわたった宇治川左岸(南側)には住宅地があるため、駅の利用客は多い一方、駐輪場は宇治川左岸に位置する新観月橋の橋脚下にしか設置されていない。

このため、観月橋や外環状線の歩道などには駅利用者による違法駐輪が多く、歩行者の通行に支障をきたしていた。このため、観月橋の歩道(車道側)に大型プランターを並べて駐輪の余地を無くすといった物理的な処置のほか、地元ボランティアによる駐輪場への誘導を行っている。

駅周辺のうち、国道24号に違法駐輪された自転車については道路管理者(国土交通省)による対策がなされてきたが、7日間程度放置された車両のみを撤去対象としていたため、対策が追いついていない実情があった。このため、2010年9月からは放置期間に関わらず対策を行なう(即時撤去)こととなった。なお、一連の対策については京都市内の他の地点(国道と近接して立地する駅の周辺)でも行なわれ、費用は国費でまかなわれる。[6]

駅西方の踏切

駅の西側にある国道24号の踏切は交通量が多いほか、北側に外環状線との交差点が隣接しているため交通量が多い。このため、朝の時間帯には安全確認のための係員が常駐している。

路線バス

隣の駅

京阪電気鉄道
テンプレート:Color宇治線
中書島駅 - 観月橋駅 - 桃山南口駅

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. 1.0 1.1 駅置き情報誌「K PRESS」京阪電鉄、2013年4月号、p.7
  2. 駅舎半壊は、京都新聞2013年11月15日朝刊1面の京都市消防局が過去の災害資料アーカイブを造る。との記事より
  3. 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」京阪電鉄、1981年8月号
  4. 出典・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」京阪電鉄、1987年10月号
  5. 桃山温泉 月見館(公式サイト)
  6. きょうと市民しんぶん(5面) - 京都市(2010年9月号、同月1日閲覧)