さんちか
さんちか (Santica) とは、兵庫県神戸市中央区の中心地、三宮の地下商店街「三宮地下街」の愛称。第三セクターの神戸地下街株式会社が運営を行っている。
概要
1965年(昭和40年)の開業以来「さんちかタウン (Santica Town)」という愛称であったが、1985年(昭和60年)にその略称であった現在の愛称に改められた。サンテレビの天気予報でもおなじみである。
1番街から10番街までに8つに分けられており、4番街と9番街は欠番である[1]。北から番号が振られている[1]。各番街ごとに一定のテーマに基づき、特徴のある店舗をそろえている[1]。最東端に飲食店に特化した「味の街」がある[1]。3番街に様々な催し物を行うスペースがあり、毎週イベントが行われている[1]。
神戸交通センタービルの1階からエスカレータを下りた正面は、現在ではショースペースになっているが、阪神・淡路大震災以前は「アリスの木」と名付けられた金属製のY型柱3本が3列立っていた。待ち合わせ場所の目印に活用されるなど、さんちかを象徴する存在であった。
所在地
阪急・阪神・ポートライナー・神戸市営地下鉄(西神・山手線)の各三宮駅、JR三ノ宮駅、神戸市営地下鉄(海岸線)三宮・花時計前駅などの駅、三宮駅バスのりば、そごう・三宮OPA・神戸国際会館・東遊園地・神戸市役所などのランドマーク、さんプラザ・三宮センター街などを相互に結んでおり、それぞれの連絡通路の役割も果たしている。その大部分はフラワーロードの地下にある。
さんちかそのものは、大部分がフラワーロードの地下、すなわち加納町5丁目に位置しているが、所在地は神戸地下街株式会社が同じく所有する「神戸交通センタービル」の住所、すなわち三宮町1丁目10番1号でとりまとめされている。なお、加納町5丁目は、三宮町1丁目と小野柄通8丁目、御幸通8丁目にはさまれたフラワーロードのみであり、したがって、加納町5丁目を住所とする施設ならびに建造物は、1軒も存在していないのが現状である。
備考
- 地下街で一体となって、クーポンや一定額以上の購入で割引となるクレジットカードの機能も兼ねたメンバーズカード、ギフト券を発行し、集客に努めている。インフォメーションセンターがこれらの発行や店舗案内を行っている。駐車場は無いものの、一定額以上の購入で近くの市立駐車場の無料券を発行しており、車での来客も受け入れる態勢をとっている。
- なお、クレジットカードの機能も兼ねたメンバーズカードは、オリエントコーポレーションの発行する「さんちかカード」である。隣接する三宮センター街ならびにさんプラザ・センタープラザには、イオンクレジットサービスの発行する「KOBE SANNOMIYA CARD」があるが、メンバーズカード機能としては双方はまったく関連性がないので注意されたい。
- さんちかの現在のテーマソングはばんばひろふみの『風に乗って』が採用されている。また、かつてのテーマソングはチェリッシュの『Santica town』や松原みきの『夢気分パーフェクト』が採用されており、サンテレビでの広報番組でも流されていた。