アメリカ州
テンプレート:混同 テンプレート:Infobox Continent アメリカ州(アメリカしゅう、テンプレート:Lang-la-short、テンプレート:Lang-es-short、テンプレート:Lang-pt-short、テンプレート:Lang-fr-short、テンプレート:Lang-en-short)は、米州とも言い、南北両アメリカ及びカリブ海・カナダ北部等その周辺に位置する島嶼・海域の総称。
イタリア人の探検家アメリゴ・ヴェスプッチのラテン語名に由来する地名。ドイツの地図製作者マルティーン・ヴァルトゼーミュラーによって1506年頃に命名された。
命名の由来
クリストファー・コロンブスのアメリカ海域到達を知ったアメリゴ・ヴェスプッチは、南アメリカ大陸北岸を探検し、「コロンブスより1年早く到達した」とする虚偽の書簡を1503年に発表した。
これを受けて、この土地がコロンブスの言うようなインドではなく新大陸であると確信したヴァルトゼーミュラーは、1507年にフランスで出版したラテン語の書『宇宙誌入門』 (Cosmographiae Introductio) の解説文中で、この新大陸を、「発見」者であるアメリゴ・ヴェスプッチの名前よりアメリゲ (Amerige) 、あるいはラテン語名アメリクス・ウェスプキウス (Americus Vespucius) より、ヨーロッパ (Europa, エウローパ)、アフリカ (Africa, アーフリカ)、アジア (Asia, アーシア) と同様の女性形であるアメリカ (America) と呼ぶべきだと提唱した。なお、スペインおよびその植民地ではアメリカという呼称は用いられず、新大陸はインディアスとして知られていた[1]。
後にヴァルトゼーミュラーは、ヴェスプッチが新しい土地の第一「発見」者ではなかったことを知ったが、既にアメリカという名が全ヨーロッパに定着してしまっていた。
他にも、ジョン・カボットの航海の投資者であり、彼に沿岸地域の地図の作成を命じたリチャード・アメリク (Richard Amerik) の姓から採ったという異説も存在する。
米州の区分
- 南アメリカ州 - 南アメリカ大陸とその周辺の島嶼・海域の総称
- 北アメリカ州 - 北アメリカ大陸とその周辺の島嶼・海域の総称
- ラテンアメリカ - メキシコ以南の諸国。ラテン民族が多く居住する。
- アングロアメリカ - カナダとアメリカ合衆国。
脚注
参考文献
- チャールズ・ギブソン:著、染田秀藤:訳「イスパノアメリカ 植民地時代」平凡社、1981年。
関連項目
- 米州機構 - 米州機構(OAS)概要(外務省による)
- 米州開発銀行 - 米州開発銀行駐日事務所
- アメリカ州の先住民族
- アメリカ大陸
- アメリカ大陸諸国の独立年表
- ヨーロッパ諸国によるアメリカ大陸の植民地化
- 国際アメリカン・スタディーズ協会
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- ↑ ギブソン P,15