柴島駅
柴島駅(くにじまえき)は、大阪府大阪市東淀川区柴島二丁目にある、阪急電鉄千里線の駅。駅番号はHK-87。
阪急電鉄の駅の中でも難読の駅名として知られている。柴島浄水場を挟んで阪急京都本線崇禅寺駅が至近に存在する。2013年現在、高架工事中である。
後述の「隣の駅」の項目にも記載がある通り、阪急電鉄の支線の中間駅では唯一、通常ダイヤにおける通過列車の設定がある(当駅には「普通」のみが停車し、「堺筋準急」は停車しない)。
目次
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。駅舎(改札口)は天下茶屋方面行ホームにあり、反対側の北千里方面行ホームへは天下茶屋寄りの跨線橋で連絡している。北千里方面行ホームは幅が狭い。
のりば
(駅舎側) | テンプレート:Color千里線(下り) | 天神橋筋六丁目・動物園前・天下茶屋方面 |
---|---|---|
(反対側) | テンプレート:Color千里線(上り) | 北千里・高槻市・京都・嵐山・大阪(梅田)・神戸・宝塚方面 |
※のりば番号は設定されていない。
基本的に千里線直通の北千里駅発着系統と京都本線直通の高槻市駅発着系統が交互に停車する形となっている。そのため、直通列車に乗車ができなくても、北隣の淡路駅で普通列車同士が対面接続するダイヤが組まれており、同駅乗り換えで目的の方向へ行けるように便宜が図られている[1]。これは南隣の天神橋筋六丁目駅はもちろん、さらには相互乗り入れ先の大阪市営地下鉄堺筋線各駅についても同様である。
駅周辺
住宅地ではあるが、駅前商店街等はない。
バス路線
大阪市営バスが運行しており、駅北側の淀川キリスト教病院中央出入口付近に柴島駅淀川キリスト教病院前停留所がある。
- 11号系統:東淀川区役所前 行
利用状況
2011年(平成23年)度の1日平均の乗降客数は2,947人である[2]。
各年度の1日平均乗車・乗降人員数は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|---|
1995年 | 3,502 | 1,817 | [3] |
1996年 | 3,666 | 1,807 | [4] |
1997年 | 3,565 | 1,739 | [5] |
1998年 | 3,630 | 1,723 | [6] |
1999年 | - | - | [7] |
2000年 | 3,683 | 1,769 | [8] |
2001年 | 4,025 | 1,934 | [9] |
2002年 | 3,627 | 1,754 | [10] |
2003年 | 3,773 | 1,835 | [11] |
2004年 | 3,250 | 1,292 | [12] |
2005年 | 3,361 | 1,615 | [13] |
2006年 | 3,471 | 1,644 | [14] |
2007年 | 3,426 | 1,642 | [15] |
2008年 | 3,517 | 1,638 | [16] |
2009年 | 3,414 | 1,565 | [17] |
2010年 | 3,284 | 1,437 | [18] |
2011年 | 2,947 | 1,296 | [19] |
阪急京都線・千里線連続立体交差事業
阪急京都本線3.3km(崇禅寺駅付近〜上新庄駅付近)と阪急千里線3.8km(柴島駅付近〜吹田駅付近)を高架化し、淡路駅における京都線と千里線の平面交差を解消して17か所の踏切を除去する事業。事業主体は大阪市で、2008年(平成20年)9月から工事に着手しており、2017年(平成29年)に高架切り替え、2020年(平成32年)に事業完了を目指している[20]。
新しい柴島駅の駅舎は2階建で、現在の駅より若干西側に移動する。駅の構造は、1階が改札やコンコース、2階がホームとなる予定[21]。
幻のステーションナンバー
- 大阪市営地下鉄でステーションナンバーを導入した際、天神橋筋六丁目駅の駅名標には柴島駅にテンプレート:駅番号sが表示されていた。しかしながら、大阪市営地下鉄の路線図にも、当駅の駅名標にもこのステーションナンバーは明記されず、天神橋筋六丁目駅からも柴島駅のステーションナンバーは消滅した。
- なお、2013年12月21日に阪急で導入された駅ナンバリングでは当駅はHK-87となった[22]。
歴史
- 1925年(大正14年)10月15日 - 新京阪鉄道天神橋(現在の天神橋筋六丁目)駅 - 淡路駅間延伸と同時に開業。
- 1930年(昭和5年)9月15日 - 会社合併に伴い京阪電気鉄道新京阪線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)12月1日 - 会社合併に伴い京阪神急行電鉄(1973年に阪急電鉄に社名変更)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 新京阪線が京都本線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1959年(昭和34年)2月18日 - 天神橋駅 - 淡路駅間が千里山線に編入され、当駅もその所属となる。
- 1967年(昭和42年)3月1日 - 千里山線が千里線に改称され、当駅もその所属となる。
脚注
- ↑ 例 - 当駅から北千里駅まで行きたい場合、同駅へ直通しない高槻市行きに乗車しても、北隣の淡路駅で梅田駅始発の北千里行きに対面乗り換えができる。
- ↑ 大阪府統計年鑑(平成24年)
- ↑ テンプレート:PDFlink
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- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ 阪急電鉄京都線・千里線(淡路駅付近)連続立体交差事業
- ↑ テンプレート:PDFlink
- ↑ ~すべてのお客様に、よりわかりやすく~「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します 阪急阪神ホールディングス2013年4月30日
隣の駅
戦前、当駅と天神橋筋六丁目駅(当時天神橋駅)との間には長柄駅が存在したが、1944年(昭和19年)2月1日に廃止され、その後駅ホームも空襲で焼失したため、戦後に復活することはなかった。
- 阪急電鉄
- テンプレート:Color千里線
- テンプレート:Color直通特急「ほづ」・テンプレート:Color準急(堺筋準急)
- 通過
- テンプレート:Color普通
- ()内は駅番号を示す。
- テンプレート:Color直通特急「ほづ」・テンプレート:Color準急(堺筋準急)