羽前小松駅
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羽前小松駅(うぜんこまつえき)は、山形県東置賜郡川西町大字上小松にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)米坂線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。両ホームは跨線橋で連絡している。出入口は駅舎側と、2番線にある東口の2箇所である。
米沢駅管理の簡易委託駅。出札窓口(営業時間 平日7:45 - 19:00、土休8:45 - 16:30。第2・4日曜休業)があり、POS端末の設備を持つ。
のりば
1 | テンプレート:Color米坂線(下り) | 今泉・坂町方面 |
2 | テンプレート:Color米坂線(上り) | 米沢方面 |
利用状況
- 2013年度の1日平均乗車人員は345人である。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 400 |
2001年 | 345 |
2002年 | 339 |
2003年 | 317 |
2004年 | 320 |
2005年 | 310 |
2006年 | 286 |
2007年 | 286 |
2008年 | 278 |
2009年 | 289 |
2010年 | 278 |
2011年 | 303 |
2012年 | 302 |
2013年 | 345 |
駅周辺
- 国道287号
- 川西ダリヤ園 - 徒歩15分
- 川西町役場
- 川西町フレンドリープラザ(井上ひさし寄贈の「遅筆堂文庫」がある)- 徒歩5分
- 三菱鉛筆 山形工場
- 山形県立置賜農業高等学校 - 徒歩約15分
- 川西町立第一中学校
- 川西町立小松小学校
- 小松郵便局
- 米沢警察署川西駐在所
バス路線
歴史
羽前小松駅は1982年、国鉄の業務改善による無人化計画を受け、「灯を消すな まちの駅」をスローガンに、川西町などが参画して「羽前小松駅業務管理組合」を設立。以来、駅業務を国鉄・JRから受託する、全国初の「町民駅」として運営されてきた。
しかし、売上の減少に伴いJRからの委託手数料収入が減り、町からの補助も増えて行ったことから管理組合方式での維持が難しくなり、2010年から地元住民らが設立した組織によって運営されている。
- 1926年(大正15年)9月28日 - 米坂線米沢 - 今泉間開通と共に開業。
- 1982年(昭和57年)3月20日 - 町民組織による簡易委託駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 受託者が「羽前小松駅業務管理組合」から「えき・まちネットこまつ」に変更。同時に東口にあった簡易型自動券売機を撤去。
- 2012年(平成24年)8月5日 - 第1・3日曜が休業となる。
- 2013年(平成25年)12月1日 - 第2・4日曜が休業、代わりに第1・3日曜は営業となる。
- 2014年(平成26年)3月22日 - 駅舎建て替え完了[1][2]。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color米坂線
出典
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 『下駄の上の卵』(井上ひさし、1980年) - 主人公の少年たちがこの駅から軟式ボールを求めて闇米を担いで東京へ行く。うち一人の父親が羽前小松駅長という設定。2002年8月NHKで、「焼け跡のホームランボール」という題名でドラマ化した。
外部リンク
- JR東日本 羽前小松駅
- えき・まちネットこまつ 駅業務受託団体
- ↑ 山形県のJR西米沢駅・羽前小松駅・古口駅、山形DC開催に合わせ駅舎建替え - 2013年11月14日 マイナビニュース
- ↑ JR羽前小松駅、宿場町風の新駅舎 川西・記念式典で完成祝う - 2014年3月23日 山形新聞(2014年4月6日閲覧)