ブックメーカー方式
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ブックメーカー方式(ブックメーカーほうしき)とは、競走を対象としたギャンブルにおいて、配当を決定するための方式の一つである。
ブックメーカー方式では、購入する時点で既に配当率が発表されている。その配当に価値を見出した客は、その時点において購入する。ブックメーカーによって配当は異なる為、客は自分にとって有利であると判断したブックメーカーと勝負をする。
配当は(状況の変化などによって)後に変更されることがあるがその後レースなどで自分の予想が的中すると購入時点での配当で計算され、それを受け取ることができる。通常、ブックメーカー方式では対象が出走を見合わせたりレース中止となった場合でも「ハズレ」と見なされ返還されることはない。
TBSで放送されていた『クイズダービー』の配当形式がこれである。ギャンブルを知らない視聴者にもわかりやすくするためだった。また、解答者が5名なのに対し出場者が3チームであり、少なくとも2名は誰からも賭けられないことからパリミュチュエル方式が不可能なためでもある。
なお、日本ではブックメーカー行為(ノミ行為)をすることは法律で厳しく禁じられており、主催(開設)者はもとより、それを購入した参加者も刑法によって処罰される。