帆柱ケーブル線
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帆柱ケーブル線(ほばしらケーブルせん)は、福岡県北九州市八幡東区にある帆柱連山の主峰皿倉山を登る、帆柱ケーブルが運営する山麓 - 山上間のケーブルカー路線である。帆柱ケーブルと呼ばれている。正式な路線名はない。
路線データ
運行形態
20 - 30分間隔で運行される。所要時間7分。6月24日 - 8月31日および土曜・休日は10:00から21:30、それ以外の平日は10:00から18:00まで営業。
車両
2001年、北九州博覧祭2001開催に合わせ、開業以来初めて車両更新が行われ、天井も含めて全面ガラス張りのスイスCWA社製の新車両2両で運行している。1両は車体塗装が黄色で愛称は「はるか」、別の1両は車体塗装が青色で愛称は「かなた」である。夜間は車内から夜景を見ることができ、そのために照明が落とされる。
新車両は照明等の電源を蓄電池から得るため、架線・架線柱が撤去され、眺望が改善された。冷房装置は搭載されておらず、夏期は駅ホームに定置型クーラーを置き、停車中に窓から車内に冷風を導入して冷却することで対応している。
車両の検修作業のため、山麓駅・山上駅とも構内の線路はピット構造となっている。また、車両の蓄電池に充電するための給電設備も設けられている。
1957年に開業した当初は日立製作所製の車両1・2号が導入された。1号はクリーム色地に朱色の帯で愛称は「ほばしら」、2号はクリーム色地に緑色の帯で愛称は「さらくら」であった。1997年頃に塗り替えられ、2000年のリニューアル工事による運行休止後、廃車となった。
歴史
- 1957年(昭和32年)11月12日 尾倉公園 - 帆柱山間が開業[1]。
- 1985年(昭和60年)4月13日 尾倉公園駅を山麓駅に、帆柱山駅を山上駅に改称[2]。
- 2000年(平成12年)10月9日 設備更新のため、この日限りで運行休止。開業当初の車両の運行終了。
- 2001年(平成13年)6月30日 スイス製の新車両を導入し運行再開。
駅一覧
山麓駅 - 山上駅
接続路線
- 山麓駅
- JR鹿児島本線の八幡駅からバス10分。
- 土・休日運行の無料シャトルバスがある。2010年3月までは休日のみ運行の路線バス(1日1往復)があった。
- 福岡 - 小倉間高速バス「いとうづ号」・香月快速が停車する高速帆柱ケーブルバス停から徒歩5分。
- 西鉄バス北九州・帆柱登山口バス停留所から徒歩10分。
- JR鹿児島本線の八幡駅からバス10分。
- 山上駅