孝子駅
テンプレート:駅情報 孝子駅(きょうしえき)は、大阪府泉南郡岬町大字孝子にある、南海電気鉄道南海本線の駅。駅番号はNK42。
大阪府最南端にある駅で、大阪府と和歌山県の県境に位置しており、一部の1dayチケットなど大阪府内のみで利用できるチケットはこの駅までの利用となる。県境に近く周辺を山に囲まれており、南海本線の駅の中では最も乗降客が少なく、かつ最も停車本数が少ない。
北隣のみさき公園駅とは4.4km離れており、南海本線では駅間距離が最も長い[1][2]。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地平駅である。
駅舎は難波方面ホームの難波駅寄りに面しており、和歌山市方面ホームへ行く際は構内踏切を渡らなければならない。通常は無人となっており、隣のみさき公園駅から遠隔管理されている。トイレは設置されている。
1 | テンプレート:Color南海線(下り) | 和歌山市方面 |
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2 | テンプレート:Color南海線(上り) | なんば・関西空港方面 |
利用状況
2012年度の調査結果では、1日あたりの平均乗降客数は138人。この数字は南海の駅全体では100駅中91位。南海本線の駅(今宮戎駅・萩ノ茶屋駅は除外)で唯一2,000人を切り、最も少ない。
区間急行停車駅だが、朝夕以外の区間急行はみさき公園駅止まりであり、日中は毎時2本の普通車のみ停まる。同じみさき公園駅以南でも和歌山大学前駅には急行(朝夕のみ)が、紀ノ川駅は加太線の列車が停まるので、当駅は南海本線の駅では最も停車する列車の本数が少ないことになる。
駅周辺
周囲は山に囲まれている。駅舎の前を国道26号が通り、バス停がある。道路を挟んで集落がある。国道26号を南に進むと孝子峠。
駅から北に約20分歩いた道路沿いに橘逸勢のものといわれる墓がある。但し、逸勢は伊豆国へ流刑の途中に現在の静岡県浜松市北区三ヶ日町で病没し、三ヶ日町にある橘神社にも逸勢のものといわれる墓があるため、孝子駅近くの墓については諸説がある。
町内巡回バス「ミニループバスみさき」孝子路線が、平日は3.5往復、土曜休日が2.5往復接続する。
歴史
- 1910年(明治43年) - 南海鉄道の臨時駅として開業[3]。
- 1915年(大正4年)4月11日 - 常設駅として開業。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
- 1947年(昭和22年)6月1日 - 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
隣の駅
- 南海電気鉄道
- テンプレート:Color南海本線
- テンプレート:Color特急サザン・テンプレート:Color急行
- 通過
- テンプレート:Color区間急行・テンプレート:Color普通
- みさき公園駅 (NK41) - 孝子駅 (NK42) - 和歌山大学前駅(ふじと台) (NK43)
- テンプレート:Color特急サザン・テンプレート:Color急行
- ()内は駅番号を示す。
脚注
- ↑ 南海電鉄全線に当てはめれば、空港線りんくうタウン駅 - 関西空港駅間の6.9kmが、また同社高野線に当てはめれば、天見駅 - 紀見峠駅間の3.7kmがそれぞれ最長。
- ↑ 1944年の多奈川線開通以前はみさき公園駅との間にも深日駅が存在した。
- ↑ 『大阪府統計書 明治43年』p.147(近代デジタルライブラリーより)