新栄町駅 (愛知県)
新栄町駅(しんさかえまちえき)は、愛知県名古屋市東区葵一丁目にある、名古屋市営地下鉄東山線の駅である。駅番号はH11。
駅構造
相対式2面2線のホームを持つ地下駅。名古屋市営地下鉄の駅バリアフリー工事実施により、1・2番どちらの出口からでも地上行きエレベーターが利用できる(1番出口側エレベーターは隣接するマザックアートプラザ敷地に設置されている)。エスカレーターは設置されていない。
改札口は2ヶ所で、各ホームに直結している。1番線ホーム側の改札を出ると1番出入口、2番ホーム側の改札を出ると2番出入口しか利用できない構造となっている。1番ホームで降りて2番出入口へ行きたい場合は(その逆も同様)改札口横の地下通路を用いて隣のホームへ向かうこととなる。また地下通路にはエレベーターの設置はない[注 1][1]。
1 | テンプレート:Color東山線 | 東山公園・藤が丘方面 |
2 | テンプレート:Color東山線 | 栄・名古屋・高畑方面 |
駅周辺
当駅は東区葵一丁目、錦通の地下に位置する。当駅から見て大まかに北方向 - 東方向は東区葵一丁目・二丁目、南東方向 - 南西方向は中区新栄三丁目・二丁目・一丁目[注 2]、西方向 - 北西方向は東区東桜二丁目となる。
当駅周辺は商業地域であるが、超高層ビルと言えるビルは雲竜フレックスビル(地上24階建て・高さ約90メートル)・マザックアートプラザ(地上22階建て・高さ約100メートル)がある程度であり、他には階数にして10階 - 15階建程度の建築物が大半である。幹線道路から生活道路に入ると戸建の住宅などもある。
当駅周辺の幹線道路としては、地下鉄東山線が地下を走る錦通[2]、駅名の由来となった新栄町がかつて沿線にあった広小路通が東西に走り、国道153号が駅西側を南北に走っている。
東区所在の施設
- マザックアートプラザ
- 名古屋市芸術創造センター
- 玉野総合コンサルタント
- 東生涯学習センター
- 名古屋市立葵小学校
- 名古屋市立中央看護専門学校
- 名古屋市医師会
- 名古屋市医師会急病センター
- 名古屋文化短期大学
- 名古屋NSCカレッジ
- 名古屋ファッション専門学校
- 名古屋総合デザイン専門学校
- 名古屋栄養専門学校
- 専門学校NSCデザイン工科カレッジ
- 名古屋製菓専門学校
- 名演小劇場
中区所在の施設
- 雲竜フレックスビル
- 中部日本放送(CBC) 本社・放送センター
- プロトコーポレーション本社
- 佐鳴予備校名古屋本社
- 東海労働金庫本店
- 名古屋市立白山中学校
- 広告デザイン専門学校
バス路線
名古屋市営バス 「新栄町」バス停
- 栄12 栄 - 新栄町 - 安井町西
- 栄16 栄 - 新栄町 - 名古屋大学
- 鶴舞11 鶴舞公園前 - 新栄町 - 上飯田
- 深夜1 栄 - 新栄町 - 藤が丘
歴史
その他
駅名の新栄町は中区新栄町に由来する。当駅開業の1960年(昭和35年)時点では名古屋市において住居表示はまだ実施されておらず(名古屋市内最初の住居表示実施は1964年(昭和39年)[注 3])、当駅南側の広小路通沿いには「中区新栄町」が細長く伸びていた[注 4]。一方で東区内の当駅周辺は複数の町名が林立している状態であった[注 5]ため、「新栄町」が最寄りの地名として駅名に選ばれた。その後、1969年(昭和44年)から1981年(昭和56年)にかけて当駅周辺地域で住居表示が実施された[注 6]ことにより、「中区新栄町」は当駅周辺には存在しなくなった。当駅が位置する地点は現在は東区葵一丁目(錦通の葵町西交差点 - 葵町交差点間)である。
当駅下車で現在の「中区新栄町」へ行く場合、広小路通まで南下しさらに西方向へ東新町交差点より先(中区役所方面)まで歩くことになり、距離面からは栄駅で下車した方が便利である。料金面からは藤が丘方面から乗車した場合で、料金が両駅間で上がる場合にのみ当駅に優位性がある(料金が変わらないケースも多い)[注 7]。
住居表示実施による「中区新栄○丁目」については、広小路通を超えて当駅の南側に位置する地域となるため、当駅が最寄り駅となることが多い。
※本節の記述にあたっては、『なごやの町名』[3]を主に参照した。
隣の駅
- 名古屋市営地下鉄
- テンプレート:Color東山線
関連項目
脚注
注釈
- ↑ 東山線中村日赤駅(H05)も同様にホームを渡る地下通路にエレベーターの設置はない。東山線一社駅(H19)も駅構造としては同様であるが、地下通路にはエレベーターが設置されている。『各駅情報 - 地下鉄 - 名古屋市交通局』を参照。
- ↑ 他に中区葵三丁目・二丁目・一丁目もあるが、これらは元々は中区新栄町であった広小路通沿いの地域である。
- ↑ 『なごやの町名』P82 - P84参照。
- ↑ 『なごやの町名』P308 - P314参照。
- ↑ 『なごやの町名』P133 - P135参照。
- ↑ 『なごやの町名』P133 - P135、P308 - P314参照。
- ↑ 新栄町駅が料金面での優位性を有することとなる乗車元の駅は、東山線池下駅(H14)・星ヶ丘駅(H18)・藤が丘駅(H22)、および名城線茶屋ヶ坂駅(M15)・八事日赤駅(M19)(本山駅乗り換え)、桜通線吹上駅(S09)(今池駅乗り換え)の6駅である。桜通線車道駅(S07)については、今池駅経由で乗車距離を計算した場合は前記の6駅と同様に新栄町 - 栄間で料金が切り替わることとなるが、実際には栄駅を目的地とする場合はより距離が短くなる久屋大通駅経由で料金計算が行われるため、結果として新栄町駅・栄駅のいずれで下車しても同一料金となり、料金面での優位性は生じない。
出典
外部リンク
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- ↑ 2.0 2.1 引用エラー: 無効な
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タグです。 「japan-civil-engineering-history-s16-s40-1973-4
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 『なごやの町名』(名古屋市計画局 1992年発行)