渋沢駅
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ファイル:OER Shibusawa station South.JPG 南口(2008年1月6日) ファイル:Shibusawa St Entrance From South.JPG 駅南北連絡通路を南口側から撮影(2004年3月21日) |
渋沢駅(しぶさわえき)は、神奈川県秦野市曲松一丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。
概要
標高163mで、小田急電鉄線で最も標高が高い所にある駅。さらに西隣の新松田駅との駅間距離は6.2kmで、小田急電鉄で最も距離が長い。小田急ロマンスカーのCMではよく渋沢 - 新松田間で撮影された風景を見ることができる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。初電から7時15分までは駅員無配置となる。改札階からホーム階へはエレベーター及びエスカレーターが設置されている。
のりばは海側(東側)を1番ホームとして、下表のようになる。
2014年度には、行先案内表示器が設置される予定である。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color小田原線 | 下り | 小田原・箱根湯本方面 |
2 | テンプレート:Color小田原線 | 上り | 相模大野・新宿・千代田線方面 |
利用状況
2012年度の一日平均乗降人員は28,035人である[1]。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。
年度 | 一日平均 乗降人員 |
一日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1982年 | 21,353 | |
1998年 | 15,063[2] | |
1999年 | 14,903[3] | |
2000年 | 14,538[3] | |
2001年 | 28,213 | 14,381[4] |
2002年 | 27,832 | 14,172[4] |
2003年 | 27,791 | 14,055[5] |
2004年 | 27,799 | 14,081[5] |
2005年 | 27,060 | 13,727[6] |
2006年 | 27,468 | 13,939[6] |
2007年 | 27,789 | 14,091[7] |
2008年 | 28,244 | 14,316[7] |
2009年 | 27,834 | 14,094[8] |
2010年 | 13,857[8] | |
2011年 | 27,369 | 13,824[9] |
2011年 | 28,035 |
駅周辺
- 秦野市立西公民館
- 秦野市立渋沢公民館
- 秦野市消防署西分署
- 渋沢駅前郵便局
- 秦野曲松郵便局
- 小田原百貨店 渋沢店(スーパーマーケット)
- マックスバリュ 渋沢店
- なんつッ亭 - テレビ番組『どっちの料理ショー』で話題となったラーメン屋。
- 国道246号
路線バス
すべての路線が神奈川中央交通グループにより運行されている(後述の廃止代替路線を除く)。
渋沢駅北口
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 乗り場番号なし
- 上地区乗合自動車「行け行けぼくらのかみちゃん号」
- 湯の沢線 - 湯の沢団地行
- みくるべ線 - みくるべ行
- 柳川・八沢線 - 柳川経由 八沢行
- 上地区乗合自動車「行け行けぼくらのかみちゃん号」
- 湘南神奈交バスが運行していた神02 - 04系統の廃止に伴い、地域および市による「上地区公共交通協議会」が組織され協議の結果、廃止翌日の2011年10月1日より同協議会が運行主体となり愛鶴タクシーが受託する実証運行が開始された。なお、運行期限は2012年9月までとされている。
- ワゴンタクシーを使用し、以上の3路線を当所を始発・終着点として運行している。なお、土曜・休日・年末年始は運休となる。[10]
渋沢駅南口
歴史
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 開業。「直通」の停車駅となる。なお、各駅停車は新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)間のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。
- 1945年(昭和20年)6月 - 従来、新宿 - 稲田登戸間のみの運行の各駅停車が全線で運行されることとなり、各駅停車の停車駅となる。同時に「直通」は廃止される。
- 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
- 1949年(昭和24年)10月1日 - 急行が復活し、停車駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 通勤急行が設定され、停車駅となる。
- 1960年(昭和35年)3月25日 - 通勤準急が設定され、停車駅となる。
- 1993年(平成5年)2月17日 - 山小屋風の橋上駅舎と南北自由通路が完成し、供用開始。その際、合わせて「丹沢高原」と改称する案が出されたが、採用には至らなかった。
- 2004年(平成16年)
- 2007年(平成19年)3月25日 - 南口ロータリー竣工。同年3月26日から供用開始。
- 2012年(平成24年)3月17日 - 本厚木以西での区間準急の設定がなくなり、停車駅から外れる。
駅名の由来
駅所在地が「中郡西秦野村大字渋沢(当時)」であったことによる。なお、「渋沢」とは、柴の生えている沢の「柴沢」が転訛したものとも、一面に渋柿の木が生えていた沢から転じたものとも、「しぼんだ沢」が転じたものとも言われている。
隣の駅
- テンプレート:Color小田急電鉄
- 小田原線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color各駅停車
なお、1945年に当駅と大秦野駅(現・秦野駅)の中間地点付近に軍需工場が完成し、工員輸送のための駅が新設されることとなり、ホームは完成したが、その時点で終戦を迎えたため、駅が設置されることはなかった。