中央工学校
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中央工学校(ちゅうおうこうがっこう、Chuo College of Technology)は、明治42年(1909年)に創立された専門学校。本部は東京都北区王子本町一丁目26番17号。
概要
工業立国を目指す当時の政策に対応するかたちで、建築・機械工学・給排水衛生設備・空調設備・電気設備、翌年には土木工学を加え4学科体制による夜間の工業学校(各種学校)として帝大の講師陣を多く集めスタート。卒業生は約10万人に上る。卒業時が難関の学校であった。
現在は学校法人中央工学校が中央工学校および大阪で同分野を教育する中央工学校OSAKA、情報処理・ビジネス・ゲーム・スポーツ・福祉分野を教育するアクト情報スポーツ保育専門学校、動物美容・看護分野を教育する中央動物専門学校の4校を運営している。 主に通信教育を行う関連機関として中央工学校生涯学習センターなどがある。
中央工学校が中心となり、日本電子専門学校や東京工科専門学校などの賛同を得て専門学校コンソーシアムTokyoを立ち上げた。
設置学科
- - 工業専門課程 -
〔 建築系 〕
〔 土木・測量・造園系 〕
〔 デザイン系 〕
- インテリアクリエイト学科
- インテリアデザイン科
- インテリア科
- 工芸デザイン科
- エンターテインメント設営科
〔 機械・CAD系 〕
- 機械学科
- メカニカルデザイン科
- 3D-CAD科
- CADエキスパート科
- 情報システム科
- ITエンジニアコース
- 国際情報コース
〔 専攻科 〕
- - 建設専攻科(建築・土木)-
- - 工業高等課程(中学校卒業者対象)-
- 建築技能情報科
卒業生
- 田中角栄 - 自らが議員立法した建築士法の施行当初、建築士の登録第1号でもある(法改正クラス分け後の一級建築士第1号は福島県在住(当時)の別人がいる)。1953年には母校の中央工学校校長にも就任している。
- 平秀信 - 卒業後長野県の建設会社に就職。
- アントキの猪木 - 建築科卒業
- 久保角太郎 - 中央工学校建築高等科に通学。
- 尾身孝昭 - 新潟県議会議員(測量科卒業)
- 安井俊夫 - 一級建築士(建築設計科卒業)
- 豊田俊郎 - 参議院議員