悪魔の降誕祭
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テンプレート:Portal 『悪魔の降誕祭』(あくまのこうたんさい)は、推理作家横溝正史が著した推理小説である。
『オール讀物』昭和33年1月号に発表された。光文社刊『金田一耕助の新冒険』(ISBN 4-334-73276-3)に収録されている。
その後、約3倍の長さに改稿された。こちらは角川文庫『悪魔の降誕祭』(ISBN 4-04-355503-2)に収録されており、本稿は主にこちらについて述べる。
ストーリー
昭和32年12月20日、金田一耕助が等々力警部の持ってきた事件の関係で外出しようとした刹那、小山順子と名のる女性から相談の電話が入った。
等々力警部の件を優先することにした耕助は、彼女に夜九時までに自分のフラットに来るように伝える。
しかし、等々力警部の件にだいたい目鼻をつけて、八時三十五分にフラットへ戻ってきた耕助を待っていたのは、地味な鳶色のスーツをきた女性の死体であった。
主な登場人物
- 金田一耕助(きんだいち こうすけ) - 私立探偵
- 等々力大志(とどろき だいし) - 警視庁警部
- 島田(しまだ) - 警視庁警部補
- 久米(くめ) - 警視庁警部補
- 坂上(さかがみ) - 警視庁刑事
- 山崎(やまざき) - 緑ヶ丘荘管理人
- 山崎よし江(やまざき よしえ) - 山崎の妻
- 佐々木(ささき) - 緑ヶ丘病院院長
- 関口たまき(せきぐち たまき) - ジャズシンガー、本名は服部キヨ子
- 服部徹也(はっとり てつや) - たまきの夫
- 服部可奈子(はっとり かなこ) - 徹也の先妻、故人
- 服部由紀子(はっとり ゆきこ) - 徹也と可奈子の娘、戸籍上は徹也とたまきの娘
- 関口梅子(せきぐち うめこ) - たまきの伯母
- 志賀葉子(しが ようこ) - たまきのマネージャー、偽名は小山順子
- 浜田とよ子(はまだ とよこ) - たまきの弟子兼女中
- 道明寺修二(どうみょうじ しゅうじ) - ピアニスト、たまきの恋人
- 柚木繁子(ゆずき しげこ) - 道明寺の知人
カセット文庫
1988年、角川カセット文庫として発売された。