日本女子オープンゴルフ選手権競技
日本女子オープンゴルフ選手権競技(にほんじょしオープンゴルフせんしゅけんきょうぎ)とは毎年秋季(10月)に開催される日本の女子プロゴルフメジャー大会の1つであり、日本ゴルフ協会主催競技でもある。
大会の歴史は1968年にTBS女子オープンとしてスタートした。この年の優勝者は、後に全米女子プロゴルフ選手権で優勝した樋口久子だった。彼女はこの時「23歳60日」で初代優勝者になっている。1971年からは主催者をJGAに移管。大会名も日本女子オープンに改称した。以来日本のトッププロとトップアマチュアが出場し、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯とならぶビッグイベントに成長した。
2005年度の大会は、宮里藍が大会最年少の「20歳3ヶ月」で初優勝を飾った。最終日には2万人余のギャラリーが観戦に訪れたが、これは日本女子ゴルフ史上でも最多観客動員の記録となった。
年によっては出場者のレベルが海外メジャー大会とほぼ同様のレベルになることもあり、2012年の大会はこの年の海外メジャー大会の優勝者が全員出場したほか、当時の世界ランキングの上位10人中7人が出場。大会史上最高レベルの大会になった。
大会は毎年開催する都道府県を変えて4日間72ホールのストローク・プレーで開催され、以下の選手に出場資格が与えられる。なお2005年の賞金総額は7000万円、優勝賞金は1400万円だったが2006年以後は賞金が一気に倍増、賞金総額1億4000万円・優勝賞金は2800万円と女子ツアーでは破格のビッグマネーとなった。また、優勝選手にはチャンピオンブレザー、JGA女子オープン杯、NHK杯、内閣総理大臣杯が授与されるほか、5年間の無条件シード権が与えられる。またローアマチュアにはNHK杯が贈られる。
大会の模様は共催のNHKが放送している。
出場資格
- 前年度の日本女子プロゴルフ協会公認試合における賞金ランキング上位40選手
- 今年度の同ツアー公認試合(7月のサマンサタバサレディースまで)の賞金ランキング上位30選手
- 前回の当大会優勝者を含む各種シードを保有している選手
- 日本女子アマチュアゴルフ選手権競技のストロークプレー上位5位タイまでとマッチプレー準々決勝進出者(重複あり)
- 日本女子オープン出場者決定予選会の上位選手
- その他日本ゴルフ協会が特別に承認した選手(2012年のヤニ・ツェンはこの資格で出場)
歴代優勝者
脚注
- ↑ 平成24年度第1回理事会を開催 - 日本ゴルフ協会 2012年3月1日閲覧
- ↑ 2014年度(第47回)日本女子オープンゴルフ選手権開催コース変更のお知らせ - 日本ゴルフ協会 2013年5月1日閲覧
参考
- 日本ゴルフ協会 第46回日本女子オープンゴルフ選手権競技