栃木県道・茨城県道12号那須烏山御前山線
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栃木県道・茨城県道12号那須烏山御前山線(とちぎけんどう・いばらきけんどう12ごう なすからすやまごぜんやません)は、栃木県那須烏山市から茨城県常陸大宮市までを結ぶ県道(主要地方道)である。
概要
栃木県那須烏山市の烏山地区から那珂川にかかる烏山大橋を渡り水戸方面(東の方角)へ向かい、八溝山地の県境を越えて茨城県に入り、茨城県常陸大宮市の緒川地区を経由して同市御前山地区に至る総延長約27㎞の主要地方道である。中間地点あたりの常陸大宮市内の一部区間(約3.8㎞)は、国道293号と重複する。起点・終点の自治体は平成の大合併によって旧町村名である烏山町と御前山村から那須烏山市と常陸大宮市にそれぞれ代わったが、県道の路線名称の「御前山」の地名は当初から変更なく引き継がれている。
路線データ
- 総延長:27.678km(栃木県区間:8.520km、茨城県区間:19.158km)
- 実延長:23.669km(栃木県区間:8.520km、茨城県区間:15.149km)
- 起点:栃木県那須烏山市旭1丁目(旭交差点=国道294号交点)
- 終点:茨城県常陸大宮市野口(野口交差点=国道123号、茨城県道21号常陸大宮御前山線交点)
- 認定:1972年(昭和47年)3月1日
歴史
1972年(昭和47年)3月1日、前身にあたる県道(主要地方道)水戸烏山線(整理番号6)が路線廃止され[1]、 新たに栃木県那須郡烏山町(現、那須烏山市)を起点とし、茨城県東茨城郡御前山村(現、常陸大宮市)の終点まで至る区間を茨城県が県道路線認定した。 1995年(平成7年)に、整理番号変更により現在の整理番号12となり、平成の大合併以降、2008年(平成20年)には自治体名称の変更に合わせて現在の路線名称である那須烏山御前山線に変更され現在に至る。
年表
- 1972年(昭和47年)3月1日:茨城県道烏山御前山線(からすやまごぜんやません、整理番号6)として認定[2]。
- 1974年(昭和49年)2月5日:栃木県道として認定。
- 1995年(平成7年)3月30日:茨城県区間の整理番号が整理番号6から現在の番号(整理番号12)に変更される[3]。
- 2008年(平成20年)4月1日:現在の路線名称に変更[4]。
道路施設
- 烏山大橋(那須烏山市、那珂川)
- 大木須ロードパーク(那須烏山市大木須)
地理
通過する自治体
- 栃木県
- 那須烏山市
- 茨城県
- 常陸大宮市
交差する道路
- 栃木県道27号那須黒羽茂木線(那須烏山市旭交差点から上境交差点まで重複区間)
- 茨城県道・栃木県道29号常陸太田那須烏山線(那須烏山市旭2丁目)
- 栃木県道171号山内上境線(那須烏山市上境)
- 栃木県道274号牧野大沢線(那須烏山市大木須)
- 茨城県道39号笠間緒川線(常陸大宮市小舟)
- 国道293号(常陸大宮市小舟 - 上小瀬宿交差点まで重複区間)
- 茨城県道161号門井山方線(常陸大宮市門井)
沿線
- サニーフィールドゴルフ倶楽部(常陸大宮市野口)
参考文献
- 栃木県県土整備部道路保全課 『道路現況調書 平成19年4月1日現在』、2008年。
出典
- ↑ 県道路線の廃止(昭和47年3月1日 茨城県告示第199号),茨城県報 号外(1972年(昭和47年)3月1日)より
- ↑ 県道路線の認定(昭和47年3月1日 茨城県告示第195号),茨城県報 号外(1972年(昭和47年)3月1日)より
- ↑ 県道の路線名および整理番号の変更(平成7年3月30日 茨城県告示第436号),茨城県報 第637号(1995年(平成7年)3月30日)より
- ↑ 県道の路線名の変更(平成20年3月21日 茨城県告示第403号,(茨城県報第1961号(2008年3月21日)より)