UC YMO
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年2月16日 (日) 21:22時点における27.140.4.125 (トーク)による版
『UC YMO』(正式名称:Ultimate Collection of Yellow Magic Orchestra ユーシー・ワイエムオー - アルティメット・コレクション・オブ・イエロー・マジック・オーケストラ)は、2003年8月6日にソニー・ミュージックダイレクトよりリリースされたイエロー・マジック・オーケストラ(以下、YMO)のベストアルバム。
解説
- 細野晴臣監修『YMO GO HOME!』(1999年)、高橋幸宏監修『ONE MORE YMO』(2000年)に続き、YMO結成25周年・散開20周年・再生10周年記念リリースのラストを飾るアルバムとして、坂本龍一が監修・選曲を担当した。
- ボーナストラックとして、1982年に唯一出演した音楽番組「ミュージックフェア」で演奏された「恋人よ我に帰れ(Lover Come Back To Me)」、坂本のソロ曲として制作されたSEIKOのCMソング「BEHIND THE MASK(CM Version)」が収録されている。また、未CD化の「開け心-磁性紀-」(ステレオヴァージョン)[1]やアルバム未収録の「M-16」なども収録された。
- Sony Musicの公式HPに掲載された坂本のインタビューによれば、選曲に際し「(特定の作曲者に)偏らないように気を配った」という。
- 各収録曲には、曲に関する思い出を中心とした坂本の解説が掲載されている。
- テッド・ジャンセンによりリマスタリングが施されている。
- YMOとして初めて「SACD」でも発売された。
- 一般ヴァージョンとプレミアムヴァージョンの二種類で発売され、プレミアムヴァージョンには1980年のワールドツアーでメンバーが着用したのと同仕様のシャツとバンダナが同梱された。
- アルバム発売時の関連企画として、大村憲司、松武秀樹、クリス・モスデルなど、YMOに関わりのあったアーティストの旧譜が紙ジャケットで限定復刻された。
リリース履歴
No. | 日付 | 国名 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 最高順位 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2003年8月6日 | 日本 | ソニー・ミュージックダイレクト | CD・SACD | MHCL-295〜6 (CD)・MHGL-1〜2 (SACD) | 14位 | |
2 | 2009年8月19日 | 日本 | ソニー・ミュージックダイレクト | ブルースペックCD | MHCL-20032〜3 | - |
収録曲
テンプレート:Tracklist テンプレート:Tracklist
曲解説
Disc1
- コンピューター・ゲーム“サーカスのテーマ” - COMPUTER GAME "Theme From The Circus"
- アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
- ファイアークラッカー - FIRECRACKER
- アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
- 東風 - Tong Poo
- アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
- 中国女 - La Femme Chinoise
- アルバム『イエロー・マジック・オーケストラ』より。
- テクノポリス (Single Ver) - TECHNOPOLIS
- シングル「テクノポリス」より(オリジナルアルバム未収録)。
- インソムニア - INSOMNIA
- アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。
- ライディーン - RYDEEN
- アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。シングルとしてもリリース。
- ビハインド・ザ・マスク - BEHIND THE MASK
- アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。
- ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー - SOLID STATE SURVIVOR
- アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』より。
- ラジオ・ジャンク - RADIO JUNK (LIVE AT BOTTOMLINE IN N.Y.)
- アルバム『パブリック・プレッシャー』より。
- JINGLE "Y.M.O."
- アルバム『増殖』より。
- ナイス・エイジ - NICE AGE
- アルバム『増殖』より。
- タイトゥン・アップ - TIGHTEN UP (JAPANESE GENTLEMEN STAND UP PLEASE!)
- アルバム『増殖』より。シングルとしてもリリース。
- ジ・エンド・オブ・エイジア - THE END OF ASIA
- アルバム『増殖』より。
- シチズンズ・オブ・サイエンス - CITIZENS OF SCIENCE
- アルバム『X∞Multiplies』より。
- 開け心-磁性紀- (stereo ver.) - Hirake Kokoro - Jiseiki
- モノラルバージョンはスネークマンショーの『急いで口で吸え』に収録(オリジナルアルバム未収録)。ステレオバージョンは『ワールド・ツアー1980』LPレコード盤にボーナストラックとして収録されていた。
Disc2
- キュー - CUE
- アルバム『BGM』より。シングルとしてもリリース。
- バレエ - BALLET
- アルバム『BGM』より。
- ユーティー - U・T
- アルバム『BGM』より。
- 灰色の段階[2] - GRADATED GREY
- アルバム『テクノデリック』より。
- 体操 - Taiso
- アルバム『テクノデリック』より。シングルとしてもリリース。
- 恋人よ我に帰れ - Lover Come Back to Me feat.Mari Nakamoto
- 君に、胸キュン。-浮気なヴァカンス- - Kimi ni Mune Kyun
- アルバム『浮気なぼくら』より。シングルとしてもリリース。
- カオス・パニック - CHAOS PANIC
- シングル「君に、胸キュン。」より(オリジナルアルバム未収録)。
- 音楽 - Ongaku
- アルバム『浮気なぼくら』より。
- ロータス・ラヴ - LOTUS LOVE
- アルバム『浮気なぼくら』より。
- 邂逅 - Kai-koh
- アルバム『浮気なぼくら』より。
- 過激な淑女 - Kageki na Shukujyo
- シングル「過激な淑女」より(オリジナルアルバム未収録)。
- マッドメン - THE MADMEN
- アルバム『サーヴィス』より。
- 以心電信 - Ishin Denshin (You've Got to Help Yourself)
- アルバム『サーヴィス』より。シングルとしてもリリース。
- パースペクティヴ - PERSPECTIVE
- アルバム『サーヴィス』より。
- エム・ジュウロク - M-16
- 映画『A Y.M.O. FILM PROPAGANDA』のための制作曲。初CD化は書籍『Period』の付録。同書の解説によると、曲の原盤権をアルファではなく、ヨロシタミュージックが所有していた為に長くベスト盤等に収録されなかったとのこと。本アルバムの解説によれば、「M-16」のMとはMUSICのMであり、同映画収録曲のうち、最後に作られた16曲目だったために名づけられたという(オリジナルアルバム未収録)。
- ポケットが虹でいっぱい - Pocketful of Rainbows
- アルバム『テクノドン』より。シングルとしてもリリース。
- ビハインド・ザ・マスク - BEHIND THE MASK (Bonus Track:SEIKO QUARTZ 「品質のブランド」 CM Version)
- セイコーのCM曲として坂本がすべて手弾きで作成した曲。ヴォーカルがなく、テンポもアルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』収録よりもゆったりしている(オリジナルアルバム未収録)。
外部リンク
- 坂本龍一 UI YMO 究極のインタビュー動画を用いたアルバム紹介サイト
出典