テイエムチュラサン

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テンプレート:Infobox テイエムチュラサンとは日本の元競走馬である。主戦騎手田嶋翔

概要

スピードに長けたところがあり、2005年アイビスサマーダッシュを制している。これは九州産馬としては、コウエイロマンの小倉3歳ステークス以来7年ぶり、古馬混合重賞ではケンセイグットの日経新春杯以来24年ぶりのことであった。

馬名の由来は、冠名と沖縄の言葉で美しい人と言う意味だが、命名にはNHK朝の連続テレビ小説ちゅらさんの影響も少なからずあるのではないかともいわれている。

競走実績

2004年7月17日のデビュー戦「2歳新馬」は2番人気だったが逃げ切り1着。フェニックス賞では10着と惨敗したが、九州産馬限定のひまわり賞を制した。しかし、2歳牝馬のチャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズでは先行し途中で息を切らして14着に惨敗、フェアリーステークスも6着に敗れた。

2005年は、牝馬限定オープン特別の紅梅ステークスを8着。乗り替わった田嶋翔との新コンビでぶっつけで挑んだ桜花賞では再び16着惨敗。しかし、橘ステークスでは2着に入る。その後GIIIファルコンステークスでは5着。しかし、二本柳壮が騎乗したTUF杯で6着、中舘英二が騎乗した新潟日報賞も6着に終わる。GIIIのアイビスサマーダッシュでは、再び田嶋を背にスプリンターズステークス優勝馬カルストンライトオを抑えて優勝した。その後、スプリンターズステークスに挑んだもののハナも奪えず、サイレントウィットネスの15着に惨敗した。

年が明け、2006年は福島民報杯から始動し、52キロの軽いハンデキャップにも恵まれ、逃げ切りを図ったが、セントウルステークス優勝馬のゴールデンキャストにアタマ差差され2着だった。その後、テレビ愛知オープンでは4着、CBC賞では16着に敗れる。続いての、アイビスサマーダッシュでは連覇を狙ったが14着と敗れた。

休養後は短距離戦を5戦走るものの、すべて二桁着順に終わった。続いて、2年前に勝利したアイビスサマーダッシュに出走。しかし11着に敗れた。続く北九州記念は14着に敗れた。

その後2007年8月17日付でJRA競走馬登録を抹消することを発表、北海道日高町のテイエム牧場日高支場で繁殖入りした。2009年春にテイエムオペラオーの牝駒を出産後、生まれ故郷のテイエム牧場本場へ移動し、現在は同地で繁殖牝馬として繋養されている。

繁殖成績

馬名 誕生年 毛色 厩舎 馬主 戦績
第1仔 テイエムチュラウミ 2009年 テイエムオペラオー 栗毛 栗東小島貞博
→栗東・湯窪幸雄
竹園正繼 5戦0勝(引退・繁殖)
第2仔 テイエムイッキュウ 2010年 テイエムサンデー 栗毛 栗東・湯窪幸雄 7戦0勝(引退)
第3仔 テイエムチュラッコ 2011年 テイエムオペラオー 栗毛 栗東・柴田光陽 8戦2勝(現役)
第4仔 テイエムチュラオウ 2012年 ディープスカイ 栗毛 栗東・鈴木孝志 (未出走・現役)
第5仔 (テイエムチュラサンの2013) 2013年 キングヘイロー 鹿毛      
第6仔 (テイエムチュラサンの2014) 2014年 ブラックタイド          

血統表

テイエムチュラサン血統ヘイロー系) / Northern Dancer5×3=15.63%、Lady Angela 5x4=9.38%(母内)

*タイキシャトル
Taiki Shuttle
1994 栗毛
Devil's Bag
1981 鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Ballade Herbager
Miss Swapsco
*ウェルシュマフィン
Welsh Muffin
1987 鹿毛
Caerleon Nijinsky
Foreseer
Muffitys Thatch
Contrail

フルフリングス
1994 鹿毛
*ノーザンテースト
Northern Taste
1971 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
*フォーフリングス
Four Flings
1981 鹿毛
Quadratic Quadrangle
Smartaire
Peggy's Fling Delta Judge
Miss Tabasco F-No.4-n

外部リンク